フレデイ タンさん のコメント
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現在、米国において、TPPは、極めて重要局面に来ている。
米国憲法で議会が貿易交渉権を持つ。したがって政府が合意しても修正する権限を持つが、そうすると、交渉がまとまらない。それで、オバマ大統領は修正することなく、一括承認を問えるようにする貿易促進権限( trade promotion authority ; TPA を求め、現状では上院は可決、下院では民主党員の大多数の反対により、現状が可決困難の状況で、オバマ政権は民商員に働き掛けを強化した。
この中。ウォーレン上院議員とオバマ大統領が激しい論争を展開した。
ウォーレン上院議員がまず、「TPPはISD条項で国家主権を侵す」と攻撃した。
これに対しオバマ大統領は「ウォーレン上院議員は嘘をついている」と攻撃した。議員は公表しないという条件でのみ、交渉現状にアクセスできる。
これに対してウォーレン議員や Brown (D-Ohio) 議員は TPP は
TPPはウオール街、FRB,IMF,World Bankの利益を擁護し拡大するために巧みに考案されたものなので、当然、公共の利益、福祉が無視されているから、非公開にせざるを得ない。TPPが成れば、日本の企業は益々海外の安価な労働を求め日本から脱出するでしょう。その結果、日本の新しい仕事は輸出が出来ないサービス、つまり小売店の店員、病院関係の従業員、ウエイトレス、バーテンダーになって行く。今の米国がそうだから、そうなるのは間違いない。失業率は上がり、日本は亡国となる。
それでも、世界の傾向を見れば、一縷の望みはある。米国から従順でない故に理不尽な圧迫をうけているロシア、中国、イラン、インド、ブラジルが連携して無謀極まりなく且つ反知性の米国を痛撃し、知性の米国に変えてくれる可能性がないわけではない。それに期待を賭けるしかない。
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