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m.m.さん のコメント

「米軍がいたから攻撃されなかった」というのは、対米従属主義者の妄想だと思う。
仮に、戦後の日本に、米軍が常駐していなかったとして、ソ連や中国あるいは韓国が日本を攻撃して、何が得られるだろう。
貴金属や石油などの資源がでる訳ではない。毎年のように地震や台風に襲われる。そんな土地を欲しがる国があるだろうか。
当時の日本に、今のような近隣国を敵対視する政権ができていたら、攻撃された可能性もあろうが、それも無かった。
国連憲章や日本国憲法で、「不戦」を強調しているのも、決して理想論やきれい事などではなく、米国を含む多くの国が戦争に疲弊して、厭戦気分が高かったためだ。
それが変化したのは、朝鮮戦争が始まり、韓国が北朝鮮軍に一気に攻め込まれたためだろう。韓国や日本が、共産国になることを恐れた米国が、韓国を支援し、日本には警察予備隊を作らせた。しかし日本政府は憲法を理由にして、予備隊の参戦を強く拒んだ。
つまり、「米軍がいたから」ではなく、「憲法9条」が戦争を防いでいたのだ。
今後も、憲法9条がある限り、国際社会から批難されるだけで、何のメリットもない攻撃など、どこの国もしてこないだろう。
No.3
116ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
日米関係を考える際、極めて重要なポイントは、「戦後日本が海外から攻撃されなかったのは米軍がいたからか」という点である。 この問題を考える際、第2次大戦以降の国際関係の流れを考える必要はがある。 第2次大戦以降、軍事関係を構築してきたものに4つの大きい特色がある。 第一に核保有国米国とソ連(ロシア)、米国と中国は絶対に戦争できないという考えが当事者に成立していることである。 米国が核兵器の分野ではソ連(ロシア)や中国に圧倒的に勝っている。しかし、如何に勝っていても、ソ連(ロシア)や中国が米国を核攻撃で先制攻撃すれば、米国は崩壊する。 ソ連(ロシア)や中国もまた、米国が核攻撃すれば、国は消滅する。  軍事衝突になれば、途中でやめられない。どんどんエスカレーションする。したがって、 米国とソ連(ロシア)、米国と中国は軍事紛争に入るのを極力避けてきた。  これと関係し米国は悪兵器の使用を避けてき
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。