日米関係を考える際、極めて重要なポイントは、「戦後日本が海外から攻撃されなかったのは米軍がいたからか」という点である。
この問題を考える際、第2次大戦以降の国際関係の流れを考える必要はがある。
第2次大戦以降、軍事関係を構築してきたものに4つの大きい特色がある。
第一に核保有国米国とソ連(ロシア)、米国と中国は絶対に戦争できないという考えが当事者に成立していることである。
米国が核兵器の分野ではソ連(ロシア)や中国に圧倒的に勝っている。しかし、如何に勝っていても、ソ連(ロシア)や中国が米国を核攻撃で先制攻撃すれば、米国は崩壊する。
ソ連(ロシア)や中国もまた、米国が核攻撃すれば、国は消滅する。
軍事衝突になれば、途中でやめられない。どんどんエスカレーションする。したがって、米国とソ連(ロシア)、米国と中国は軍事紛争に入るのを極力避けてきた。
これと関係し米国は悪兵器の使用を避けてき
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尖閣諸島棚上げと日中友好条約の当時の状況を間文化的に直視する必要があります。
①当時、日本は、輸出量の限界にあり、新たな販路の開拓が必要であり、中国市場は日本の企業にとっては魅力的な市場であった。
②中国は経済的発展なくしては国力の拡大はできず、政経分離して、外国との交易を求めていたが、米国が大きな壁となって、経済拡大策が進まない状況にあった。
このような状況の時、我々の先人たちは、裏表の外交を活発化させ、尖閣を棚上げにして、中国とウイン、ウインの関係を得るために、尖閣棚上げを行ったのは、日中の当時の状況からは、必然的流れであった。日本は中国との交易に狂喜し、細部に及ぶ技術移転まで行ってきた。節操のない中国詣での結果が今の姿であり、現在の中国に不満があるというのであれば、責任は日本にあるといえる。日本は、節操なく、世界のどこでも、エコノミックアニマルの言葉のとおり、モノを売り歩いたのです。当時はそのようなことができたのです。問題は一流の経済大国になり、有り余るお金を保有し、世界一の債権国になりながら、過去の亡霊「エコノミックアニマル」を再現しようとしています。さらに大きな問題は、米国の警察機能の肩代わりをしようとしていることである。具体的には、近隣諸国、特に中国の海外進出に対し、日本が米国の権益を守ろうとしており、中東ではイスラエルの国力拡大に手を貸そうとしています。このような動きは、積極的平和主義ではなく、日本が先頭に立って、中露との敵対関係を拡大しかねないといえます。日本の利益と合致した先人の近隣諸国との友好関係の基盤が、安倍政権によって瓦解していく姿は、日本の歴史を間文化的の鳥瞰直視できない愚かさの表れであるといえます。
第二次大戦とはなんであったか、といえばそれは独ソ戦だった。
その他の戦線はそれに比べれば付けたりにすぎない。
戦勝の功績を、西側政治家やハリウッドの戦争映画脚本家がソ連
から盗んだ。
さきの戦争が日本にとって絶対勝ち目のないものだったかといえば
そうとも言えない。
一度だけ絶好のチャンスはあった。
それはドイツ軍が激しくソ連を攻めている時、シベリアから関東軍が
ソ連の背後に襲いかかることだった。
松岡洋右はそれを主張したが、はねつけられた。
時期を待て、と。
そのあと対日本に備えていたシベリアのソ連軍は
独ソ戦に投入されドイツはやぶれた。
歴史のifだけど、あの時松岡のいうとおりにしておけば世界史には
巨大な変更が加えられていただろう。
どうだ、戦争はやってみなければ分からんと言っただろうと東条は
呵呵大笑することになったかもしれない。
さて、前置きがながくなった。
日米安保条約とは何か。
それは冷戦が熱戦となったとき、NATO軍とワルシャワ条約機構軍が
欧州正面で激突する。
その時に、日本にソ連の背後を襲わせることを強いる仕組み、それこそが
日米安保条約の存在理由だった。
ソ連は北海道侵攻など頭の片隅にもなかった。
ただただ強力な欧州のNATO軍をみていた。
強力な地上軍をそのために作り上げた。
日本を西欧を守るための捨て石にするのが安保の存在理由だった。
冷戦化では。
CIAの資金で育った自民党売国政権はもちろんそれは百も承知で
ご主人に従ってきた。
「米軍がいたから攻撃されなかった」というのは、対米従属主義者の妄想だと思う。
仮に、戦後の日本に、米軍が常駐していなかったとして、ソ連や中国あるいは韓国が日本を攻撃して、何が得られるだろう。
貴金属や石油などの資源がでる訳ではない。毎年のように地震や台風に襲われる。そんな土地を欲しがる国があるだろうか。
当時の日本に、今のような近隣国を敵対視する政権ができていたら、攻撃された可能性もあろうが、それも無かった。
国連憲章や日本国憲法で、「不戦」を強調しているのも、決して理想論やきれい事などではなく、米国を含む多くの国が戦争に疲弊して、厭戦気分が高かったためだ。
それが変化したのは、朝鮮戦争が始まり、韓国が北朝鮮軍に一気に攻め込まれたためだろう。韓国や日本が、共産国になることを恐れた米国が、韓国を支援し、日本には警察予備隊を作らせた。しかし日本政府は憲法を理由にして、予備隊の参戦を強く拒んだ。
つまり、「米軍がいたから」ではなく、「憲法9条」が戦争を防いでいたのだ。
今後も、憲法9条がある限り、国際社会から批難されるだけで、何のメリットもない攻撃など、どこの国もしてこないだろう。
第二次世界大戦に引き続き「東西の冷戦」の情況がトラウマとなり、日本の右翼為政者は「攻められる」症候群に陥った。中国が核武装をしてから50年。北朝鮮はミサイルを飛ばすようになった。右翼の「攻められる」症候群のトラウマは止まらない。
しかし、「情況」は真逆だった。中国や北朝鮮が、アメリカに攻められると思っていたのである。
日本も「安保マフィア」に上手く乗せられていたのであろう。「安保マフィア日本支部長は安倍晋三。」甘い汁を吸っている。
孫崎さんの著書「日米開戦の正体」(祥伝社)が手元に届いた.相変わらず読みやすそうな内容構成.
帯に「・・・この本では、できるだけ多く、当時の人々の発言を紹介していきます。後世の人間が「後知恵」で解説するのでなくて、当時の人々自らの声で歴史を語ってもらいたいからです。・・・」。本当にその通りですね。フィルターに通された「後知恵」加工品ではなく,第一次情報は今でも色あせず変わらず,その記述は有り難い限りだ.早速読まさせていただきます(2015年5月13日)
孫崎先生のお説に賛同いたします。
ただ、今にあって深刻な問題はこの世界に狂気の連中が存在することだと思います。戦争お宅というか、本当に戦争が好きなんです。そしてそういう連中に積極的にファイナンスする大企業や利権グループが主として米国に、勿論、日本にも在るといういう現実です。それを何人たりとも否定しようがありません。
今、日本を支配している安倍氏とそのお友達の背景には米国の泣く子も黙るネオコン一党、中東の異民族をホロコーストしても選民にだけ与えられた特権だと信じ込んでいるシオニストたちがいます。彼らは安倍氏をしっかり後押ししています。彼らは世界中でテロを再生産し偽旗作戦で侵略されたといちゃもんをつけ屈服しなければ侵略するのです。もっとひどいこともやります。イラク戦争がそうです。北朝鮮が核武装を急いだのは米国のイラク制圧を目の当たりにしたからです。安倍氏が大好きな彼らは気に食わない国々に難癖をつけては「しばくこと」を世界中でやっているのです。日本の大マスコミの偽プロパガンダで日本の民衆はしっかり「正義は米国にあり」という風に信じ込んでいますから本当に始末に負えません。
ロシアや中国やイランの目からは安倍氏は何をするか分からない人物だと思いますよ。彼が肝胆相照らす人々は空爆で他国人をホロコーストしても反省は勿論しないし、彼らの中からヒトラーを再評価する動きも出て居るのですから。ウクライナのネオナチはその例です。近々、安倍氏はウクライナを訪問する由ですが、間違いなく大歓迎を受けると思います。日本の民衆は大メデイアのプロパガンダに洗脳され続けてきたとしても、情報豊富な現在です。もうぼつぼつ安倍氏とその一統の本質を見なくては、もう一度本当に痛い目に遭うと私は思いますね。
中国脅威論とは一体なんなのか。
私は「日中間での棚上げの合意」があることを知っていたので、
日本政府の対応にずっと疑問を覚えていた。
メディアが一方的な報道ばかりするため、判断が一方的になりがち
だが、近年の日中間の事件を一つ一つ詳細に見ていくと、必ずしも
「脅威」と呼べるものではないことがわかるのです。
【漁船衝突事件】
・真相は大した事件ではないのだが、「中国が責めて来た」と、
当時日本中が大騒ぎした
・中国漁船の船長は重度のアルコール依存症で、逮捕当時、
立てないくらい泥酔していたことが解っている
【レーダー照射事件】
・民主党政権では偶発戦争を避けるため、中国艦艇との距離を
15カイリ以上と決めていたが、接近を許したのは安倍政権
(岡田前副総理の衆院予算委で質問を参考)
・そもそも、自衛艦「ゆうやみ」は、尖閣諸島から遠く離れた
「日中中韓線付近」で、中国艦と3キロもの至近距離で、
いったい何をしていたのか
・中国メディアの報道によると、中国艦船長は「自衛艦がいきなり
急接近したきたので驚いて射撃用意をしてしまった」と述べている
【自衛隊機接近事件】
・日中とも互いに「相手の航空機が挑発してきた」と非難合戦
・真相は定かではないが、中国側が撮影し公開した動画を見ると、
確かに自衛隊機の側から接近している
【防空識別圏問題】
・日本版NSC設立や秘密保護法策定、米国の対中包囲網、日本の
セキュリティ・ダイアモンド構想に反応した結果だと思われる
・従来の防空識別圏は、中国側に食い込む形(中国に不利な形)で
設定されていた(米国が設定したものを日本が引き継いだ)
本来、日米は批判する立場にあるのだろうか
「漁船衝突事件」の前には、胡錦濤が来日して、自ら福原愛選手との
卓球試合をして友好をアピールしているし、習近平は時期主席として、
無理を言ってまで陛下にご挨拶をしている。
我が国(尖閣)を攻める、喧嘩する用意があったのだとすれば、
こんなパフォーマンスをわざわざするのだろうか。
中国はアジアの盟主(地域覇権国)となることを目標としており、
日本を含む周辺国をわざわざ怒らせて離反させることは、米国を
利するだけであり、動機的におかしいのです。
我が国にとって、安全保障が真に問題になる相手は、北朝鮮でしょう。
嫌々ながら面倒を観てきた中国からもとうとう見放され、
国際社会から完全に孤立。
自暴自棄となり、ハードランニング路線を突っ走っている。
本気で危ないと危惧しています。
私は北朝鮮をここまで追い詰めたのは、韓国の無策と強行路線ではないか
と思っています。韓国の現政権(ハンナラ党)を厳しく非難したい。
特に李明博は、北朝鮮との関係を徹底的に損ねた原因を作った
「太陽政策の放棄」の責任を追及されなければならないはずです。
しかし、韓国政府は、この失策を誤魔化し、批判の矛先を逸らすために、
慰安婦問題のような反日にすりかえている。
taco2008さん
北朝鮮を追い詰めたのは韓国などではなく米国です。
朝鮮では冷戦を終わらせないのが米国の利益ですから。
現在の韓国の支配層は米国に盲従しているのです。
半島に戦争の危機を温存することは米国の産軍複合体
にとって死活的利益です。
なにしろ、日韓は費用対効果がよいとはいえない米国
製兵器を気前よく買う代表選手です。
あと、サウジアラビアと。
キムデジュン、ノムヒョンの10年はかれらにとって悪夢
だったはず。
最後の慰安婦のくだりは頭の悪いネトウヨのようで感心
できませんね。
この問題を一気にメディアのメインフレームネタにしたのは
安倍晋三が河野談話を見直すとぶちあげて以降です。
猛反発をうけていまでこそ引っ込めましたが。
そのせいでこれまであまり世界の知るところではなかった
この話題を世界中が知ることになりました。
強制連行などなかった。
人身売買だ。商取引だ。
国や官憲は関与してない。
民間のやったことだ。
こう叫べば日本の名誉は守られると考える幼児性...
実際はどれほど名誉をそこなったか。
国賊、安倍晋三。
いや、ちょっと興奮して、ネトウヨってしまった。