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tako2008さん のコメント

中国脅威論とは一体なんなのか。

私は「日中間での棚上げの合意」があることを知っていたので、
日本政府の対応にずっと疑問を覚えていた。

メディアが一方的な報道ばかりするため、判断が一方的になりがち
だが、近年の日中間の事件を一つ一つ詳細に見ていくと、必ずしも
「脅威」と呼べるものではないことがわかるのです。

【漁船衝突事件】

 ・真相は大した事件ではないのだが、「中国が責めて来た」と、
  当時日本中が大騒ぎした

 ・中国漁船の船長は重度のアルコール依存症で、逮捕当時、
  立てないくらい泥酔していたことが解っている

【レーダー照射事件】

 ・民主党政権では偶発戦争を避けるため、中国艦艇との距離を
  15カイリ以上と決めていたが、接近を許したのは安倍政権
  (岡田前副総理の衆院予算委で質問を参考)

 ・そもそも、自衛艦「ゆうやみ」は、尖閣諸島から遠く離れた
  「日中中韓線付近」で、中国艦と3キロもの至近距離で、
  いったい何をしていたのか

 ・中国メディアの報道によると、中国艦船長は「自衛艦がいきなり
  急接近したきたので驚いて射撃用意をしてしまった」と述べている

【自衛隊機接近事件】

 ・日中とも互いに「相手の航空機が挑発してきた」と非難合戦

 ・真相は定かではないが、中国側が撮影し公開した動画を見ると、
  確かに自衛隊機の側から接近している

【防空識別圏問題】

 ・日本版NSC設立や秘密保護法策定、米国の対中包囲網、日本の
  セキュリティ・ダイアモンド構想に反応した結果だと思われる

 ・従来の防空識別圏は、中国側に食い込む形(中国に不利な形)で
  設定されていた(米国が設定したものを日本が引き継いだ)
  本来、日米は批判する立場にあるのだろうか

「漁船衝突事件」の前には、胡錦濤が来日して、自ら福原愛選手との
卓球試合をして友好をアピールしているし、習近平は時期主席として、
無理を言ってまで陛下にご挨拶をしている。

我が国(尖閣)を攻める、喧嘩する用意があったのだとすれば、
こんなパフォーマンスをわざわざするのだろうか。

中国はアジアの盟主(地域覇権国)となることを目標としており、
日本を含む周辺国をわざわざ怒らせて離反させることは、米国を
利するだけであり、動機的におかしいのです。
No.7
116ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
日米関係を考える際、極めて重要なポイントは、「戦後日本が海外から攻撃されなかったのは米軍がいたからか」という点である。 この問題を考える際、第2次大戦以降の国際関係の流れを考える必要はがある。 第2次大戦以降、軍事関係を構築してきたものに4つの大きい特色がある。 第一に核保有国米国とソ連(ロシア)、米国と中国は絶対に戦争できないという考えが当事者に成立していることである。 米国が核兵器の分野ではソ連(ロシア)や中国に圧倒的に勝っている。しかし、如何に勝っていても、ソ連(ロシア)や中国が米国を核攻撃で先制攻撃すれば、米国は崩壊する。 ソ連(ロシア)や中国もまた、米国が核攻撃すれば、国は消滅する。  軍事衝突になれば、途中でやめられない。どんどんエスカレーションする。したがって、 米国とソ連(ロシア)、米国と中国は軍事紛争に入るのを極力避けてきた。  これと関係し米国は悪兵器の使用を避けてき
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。