• このエントリーをはてなブックマークに追加

tako2008さん のコメント

安部首相がかざしている「大国主義」のような妄想と被ります。

我が国はこの先、少子化と成熟した社会環境により、縮小することは
あっても、拡大することはありません。

書店を見回しても、政治コーナーには、嫌韓本や反中本と並んで、
自画自賛本や日本神聖化本が並びはじめた。危険な傾向かと。

注文されているAIIBへの対応では、協力するのではなく、
ADBでこれに対抗していこうと舵をとり始めた。

これから先、中国に「規模」で対抗して行こうとしても勝てないこと
ぐらいは子供でも解ると思うのですが。

セキュリティ・ダイアモンド構想だと、これまで散々諸外国にバラマキ
をして大失敗したにも関わらず、また同じ轍を踏もうとしている。

安部首相の執念や対抗心のために、我々の血税が使われるのだとすれば、
消費税増税とは、一体なんだったのか。

AIIBもその資金需要から、中国が30%近くの出資率を占めること
になってしまった。もし、日本が参加して出資いれば、中国の独占状態
は避けられたのではないか。

これでもう、中国がAIIBを政治利用したとしても、阻止することは
できなくなった。

AIIBには、資金需要を創出するシルクロード構想が想定にあり、
また背後には、資金調達先としてBRICS銀行も控えている。

地の利(シルクロード構想)からしても、時の利(BRICSの台頭)
からしても、将来とてもADBが対抗できるとは思えない。

これまでADBの評判が悪いのは、ASEANでは周知の事実であり、
慌てて改革ようとしている姿は、どのように映るだろうか。

牛と並んで競争すれば、いずれ腹が裂けます。

単細胞的外交はやめ、知恵によって牛の暴走を制御していく外交に
舵をとらなけば、過去の歴史の二の舞となるでしょうね。
No.4
116ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
『日米開戦の正体』で、私は次のように書きました。引用します。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++、   夏目漱石は『それから』で日本を牛と競争する蛙に例えて「もう腹が裂けるよ」と書いています  小説家は人間の真実を追求していますが、彼らが社会現象に目を向けた時、社会学者より、端的に真実を指摘することがあります。  夏目漱石がそうです。  夏目漱石は『それから』(1909年著)で、日露戦争後の日本を実に見事に描写しています。  ********************************* 「大袈裟に云うと、日本対西洋の関係が駄目だから働かないのだ。第一、日本程借金を拵らえて、貧乏震いをしている国はありゃしない。この借金が君、何時になったら返せると思うか。そりゃ外債位は返せるだろう。けれども、そればかりが借金じゃありゃしない。日本は西洋から借金でもしなけ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。