tako2008さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
『日米開戦の正体』で、私は次のように書きました。引用します。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++、
夏目漱石は『それから』で日本を牛と競争する蛙に例えて「もう腹が裂けるよ」と書いています
小説家は人間の真実を追求していますが、彼らが社会現象に目を向けた時、社会学者より、端的に真実を指摘することがあります。
夏目漱石がそうです。
夏目漱石は『それから』(1909年著)で、日露戦争後の日本を実に見事に描写しています。
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「大袈裟に云うと、日本対西洋の関係が駄目だから働かないのだ。第一、日本程借金を拵らえて、貧乏震いをしている国はありゃしない。この借金が君、何時になったら返せると思うか。そりゃ外債位は返せるだろう。けれども、そればかりが借金じゃありゃしない。日本は西洋から借金でもしなけ
我が国はこの先、少子化と成熟した社会環境により、縮小することは
あっても、拡大することはありません。
書店を見回しても、政治コーナーには、嫌韓本や反中本と並んで、
自画自賛本や日本神聖化本が並びはじめた。危険な傾向かと。
注文されているAIIBへの対応では、協力するのではなく、
ADBでこれに対抗していこうと舵をとり始めた。
これから先、中国に「規模」で対抗して行こうとしても勝てないこと
ぐらいは子供でも解ると思うのですが。
セキュリティ・ダイアモンド構想だと、これまで散々諸外国にバラマキ
をして大失敗したにも関わらず、また同じ轍を踏もうとしている。
安部首相の執念や対抗心のために、我々の血税が使われるのだとすれば、
消費税増税とは、一体なんだったのか。
AIIBもその資金需要から、中国が30%近くの出資率を占めること
になってしまった。もし、日本が参加して出資いれば、中国の独占状態
は避けられたのではないか。
これでもう、中国がAIIBを政治利用したとしても、阻止することは
できなくなった。
AIIBには、資金需要を創出するシルクロード構想が想定にあり、
また背後には、資金調達先としてBRICS銀行も控えている。
地の利(シルクロード構想)からしても、時の利(BRICSの台頭)
からしても、将来とてもADBが対抗できるとは思えない。
これまでADBの評判が悪いのは、ASEANでは周知の事実であり、
慌てて改革ようとしている姿は、どのように映るだろうか。
牛と並んで競争すれば、いずれ腹が裂けます。
単細胞的外交はやめ、知恵によって牛の暴走を制御していく外交に
舵をとらなけば、過去の歴史の二の舞となるでしょうね。
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