• このエントリーをはてなブックマークに追加

tako2008さん のコメント

(・・続きその2・・)

次に、問題となっている中国の南シナ海における埋め立て行為について。

 ①中国の人工島造成は国際海事法違反ではない

 ②中国は南シナ海での航行の自由を脅かしているわけではない

 ③中国は、南シナ海共同宣言以降、他国が実行支配している領域への
  武力行使および武力占拠は行っていない。また、領土をめぐる関係国
  の間で軍事紛争が起きているわけでもない

 ④中国が実行支配する島において、軍事化が確認されたのは1島のみで、
  砲撃装置2基が設置されているだけである
 (ベトナムに至っては、戦闘機や戦車まで配備している)

 ⑤埋め立てについては、中国だけでなく、台湾やベトナム、フィリピン
  も行っており、それぞれ実行支配を強化している
 (中国の埋め立てや建設だけが飛びぬけて多いというのは嘘)

 ⑥しかし、米国のアジア回帰戦略(リバランシング)に対抗するためか、
  近頃は急速に埋め立て(飛行場建設と思われる)を行っている

中国の南シナ海における埋め立て行為については、米国が必要以上に
騒いでいるだけで、中国はそこまで問題行為と呼べるようなことを
しているわけではありません。

結局、問題になっているのは、⑥であり、なぜ埋め立てを急いでいる
のかといことですが、これは米国のアジア回帰戦略(リバランシング)
に対抗するためか、あるいは米軍に南シナ海が中国軍の縄張りである
ことを示唆することが目的である可能性があります。

いずれにしても、覇権争いから生じている現象と捉えるべきです。
No.9
115ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  集団的自衛権、原発再稼働、TPPと、多くの国民は安倍氏の政策に反対である。  本来なら、主な政治家は国民の意見を無視できないはずであるが、安倍政権は全く、国民の意思を考えようとしない。  その一番大きい理由にテレビ、新聞の大手マスコミにある。  安倍首相批判につながることを巧妙に避け、安倍首相を継続させるイメージ操作を継続する。  何をやっても駄目なのではないかと言う無力感が出てくる。  まず、「民主主義は与えられるものではない。歴史的に勝ちとったもの。不断に勝ち取る努力が必要」である。  高村光太郎は『智恵子抄』で、「すつかり変つたといつても、それは他力による変革で 内からの爆発であなたのやうに、あんないきいきした新しい世界を命にかけてしんから望んだ さういふ自力で得たのでないことが あなたの前では恥しい。」と書いた。  民主主義、自由は与えられる物ではない。  統治
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。