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younghopeさん のコメント

オバマ大統領は、米国民というより多国籍企業に託されて選ばれた大統領であり、多国籍企業の世界戦略に与せざるをえない立場にあるといえる。
企業間の国内の競争を阻害する要因を排除する段階から、国際社会における国家間、企業間の阻害要因を排除する段階に進んだのが、今回のTPP貿易協定といえる。国家間において企業同士が合意した内容は、国家の関与を超えるということであり、国内法規がなんら役に立たないことになる。すさまじい企業競争が展開することになり、壮絶であり、企業の勝敗は、存続できるかできないかの戦いであり、負けた側の企業に勤める労働者は、みじめなものになる。一切国の助けは得られないのです。競争の副産物として出てくる環境問題は、消費者にとっても深刻である。明確な医療的判断が出ない健康被害に対して無防備であり、国家の関与がなくては、健康被害から逃れられないからである。
企業論理が、人間尊厳の論理を超えることになり,異質な人間社会が出てくることになるが、理論的には成り立っても、感情を無視できない人間にとって、究極的に成り立つことは不可能と考えたい。
No.1
113ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A; 事実関係 米議会下院は 18 日の本会議で、環太平洋経済連携協定(TPP)妥結の前提となる大統領貿易促進権限(TPA)法案を賛成多数で再可決した。可決のメドが立たない関連法案から切り離し、単独の法案として改めて採決した。今夏のTPP合意を後押しするため、すみやかに上院に送り早期成立を目指す(日経) B:TPA 法案では賛成―共和党プラスオバマ対反対―民主党という異例のねじれ現象が生じている。  どうしてこの図式が生じたか。  その解明には、オバマ大統領の成立を誰が支持したか、選挙資金のルーツを見れば相当程度理解が進む。 オバマ大統領への選挙資金 農業             2.1(百万ドル単位)  通信・電気         20.7  建設             4.2  防衛             1.1  エネルギー          2.4  金融・保険・不動産     2
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。