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のぶたろうさん のコメント

「尖閣の緊張を利用して日米連携強化」と言うが、昨年日中関係改善に向けた両国政府間の4原則に合意した筈ではないのか。尖閣について異なる見解を有すると認識し,対話と協議を通じて情勢の悪化を防ぎ,危機管理メカニズムを構築し,不測の事態の発生を回避すると合意したばかりではないのか。この様な重要な二国間合意をもう忘れたのだろうか。

中国は自国の領土や海洋権益は断固守ると言っている。どこの国も(日本も)言っている事である。南シナ海はさておき、東シナ海や尖閣に関する限り、中国が日本を脅かすと言うのは幻想である。尖閣領海内や周辺を中国公船が度々徘徊していると言うが、中国は尖閣の領有を主張しており、自国領海内を巡回しているに過ぎない(しかも日本の巡視行動も容認し、上陸など巡回以上の挑発をしている訳でもない)。沖縄や日本本土に侵攻する意図など皆無であろう(日本が挑発しない限り)。最近は日中中間線の中国側(EEZ内)の掘削プラットフォーム建設を「軍事拠点化」と称して大げさに非難している。中国にしてみれば沖縄の日中軍事拠点に脅威を抱いているからだろう。日本が中国侵略や戦争の意図が無いなら恐れる事はないだろうに。政府も国民もいい加減にアメリカの好戦派に煽られて米国の戦争に加担するのは止めた方がいい。アメリカが安倍に対して修正主義的歴史問題を推し進めるなと個人的に助言するのはいい事だが。
No.5
113ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
中国の脅威にどう対応するかは、集団的自衛権の問題でなくて、日米安保条約の問題である。 日米安保条約第五条は「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する」としている。日本国の施政の下にある領域には尖閣諸島も含まれる。 集団的自衛権を行うから中国の脅威に新たな約束は何もしていない。 それだけではない。「自衛隊は、島嶼に対するものを含む陸上攻撃を阻止し、排除するための作戦を主体的に実施する。米軍は、自衛隊の作戦を支援し及び補完するための作戦を実施する。」としている。米軍は「支援し」「補完」を約束しただけである。 集団的自衛権で米軍が新たな任務を担ったわけでないのに何故、中国の脅威を説いているか。 米国には中
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。