• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

外交の細かい駆け引きをどうするか私にはさっぱり分かりません。

中国にとって今年の「抗日戦争勝利記念日」が最も重要なイベントであることは十分に理解できます。日本の良識の端くれとしては、式典に参列すべきだと思います。中国側の要求する参加条件も別に厳しいとは思いません。しかし、戦後をまともに総括も出来なかった日本だし、今の世代に至っては中国が受けた大損害はその脳裏にも全く痕跡すらない。これはやはり悲劇以外の何物でもないでしょう。

ドイツのメルケルさんは「ナチ戦勝記念日」式典が行われた日の翌日、モスコーの無名戦士の墓にお参りされた。それが出来たのはドイツの先人たちがナチズムの総括を終えていたからだと思います。現在、米国の理不尽な締め付けがあってドイツは大変だろうけど「無名戦士の墓」へのお参りという最低限の仁義を全う出来た。ナチズム信奉で且つ第二次大戦を忘却した米国の権力もその仁義の決行を阻止できなかったのです。

日本は今後どうするの?東洋の美意識である仁義、これは今も東洋には在る。世界政治でナチズムとファシズムをもプラグマテイックに採用して憚らない米国の指示に従っていくのでしょうか。それが日本の国益でしょうか?今の政権には馬耳東風。国民が考えなくちゃならん課題だと思います。
No.3
108ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係・23日毎日新聞報道 中国が9月3日に北京で開催される「抗日戦争勝利記念日」の記念式典に安倍首相を招待し、日本側が式典出席には難色を示している問題で、中国の楊潔ち国務委員(副首相級)が今月16日に北京で谷内国家安全保障局長と会談し、式典に出席しない場合でも「3つの条件」を満たせば、訪中を受け入れると伝えた。 中国側が新たに示した条件は①日中間の4つの政治文書の順守(1972年の日中共同声明、1978年の日中平和友好条約、1998年の日中共同宣言、2008年の日中共同声明)、②村山談話の精神の踏襲③首相が靖国神社を参拝しない意向の伝達 ... B: 評価 ・首脳会談は、各々の最高指導者の会談だから、状況をいい方にも、悪い方向にも増幅させる。  2012年9月9日、 APEC 会議後、野田首相と胡錦濤国家主席が立ち話で尖閣問題を話し、その直後に尖閣の国有化を行い、今日の日中関係悪化の要
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。