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名を正すさん のコメント

安倍首相の就任以来の言動を客観的に見れば、村山談話を否定しているのは誰にでもわかります。つまり、侵略ではない、謝罪したくないということです。だから、国会答弁でも、いつも奥歯に物がはさまったような言い方になるのです。村山談話を「全体として」踏襲していると言うとき、あえて「全体として」という前置きを付けているのは、結局踏襲していない、認めていない部分があると言っているのと同じことなのです。
何を認めていないか。肝心の侵略を認めていないということです。先の日中戦争を侵略と認めないで外交をすることは不可能でしょう。これは対中国に限ったことではありません。それほど侵略と認めたくないなら、試しに、中国を除く諸外国に、先の戦争を侵略ではなかったと言って歩いてみればいい。大半の国から、アメリカからでさえ、大きな反発を受けることは必至だと思います。あるいは、心の底で、馬鹿にされることでしょう。著しく日本の名誉を傷つけることになります。
何を意地を張っているのか、困った首相ですね。
No.5
114ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係 『中央公論9月号』は特別インタビュー「国家、戦争、侵略靖国を語る」を掲載したところ、主要点 ―アジアとの戦争については、首相在任中の1983年2月衆議院予算委員会での答弁で、歴代首相として初めて「侵略戦争」を認めましたー  あの戦争を知らない人からすると、「侵略戦争」ではないとか「政治的な背景があるはずだ」ということになるかもしれませんが、70年前のあの戦争を生きた世代の実感で、日本の中国への態度は、対華21か条要求以降は侵略的要素が強くなりました。中央政府の意向を無視した軍部の中国国内への事変の拡大は、中国民族の誇りと感情を著しく傷つけたと言わざるを得ません。東南アジアへの進出も、事実上の侵略行為であり、これらの日本の行動は、アジアの側からみれば侵略的戦争だった、というのが偽らざる感覚です。 ―お詫びはすべきだと思いますかー  過去の歴史を直視し、(反省とお詫びをした)
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。