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younghopeさん のコメント

昨日、現代文化会議の講座「サンフランシスコ条約の問題点:領土問題」を聞いてきた。

未解決の領土問題は、「未解決をもって解決とする高度な政治判断」に基づいているというお話は、現状を正確に捉えるうえで、極めて妥当性が強い。将来的な状況を想定したかどうかは別にして、現状を捉えてみると、極めて高度に練り上げられた戦略であり、さまざまな環境条件が具合よく作用しているといえます。

この戦略で、大きく米国を揺さぶったのは、①孫崎さんが執念強くご主張されている日中の「棚上げによる領土問題解決」ではなかったかと思います。このほか、②北方領土二島返還論が具体的に動こうとしたとき、沖縄返還を絡ませてきた米国に邪魔をされてしまった。最近では、③鳩山氏の「東アジア共同体」であるが、米国の干渉がはなはだしく、民主党の中にまで露骨に介入し、民主党政権というより小沢氏、鳩山氏を失脚同然に追い込んだ。

米国によって築かれた「領土不安定をもって安定とする」戦略によって、日本の先達たちのご苦労がすべて瓦解してしまっていることは誠に残念である。安倍氏のごとき人物が出てきて、日本を米国に隷属させることをもって、「積極的平和主義国家」などと言って、先達たちのご苦労を「無にするどころか犯罪者扱いする」政治的判断ではないかと、愚劣な政権に怒りを覚えます。
No.1
112ヶ月前
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2015 年 8 月 6 日に行われた「『戦争法案』を葬ろう 8.6 院内集会 ヒロシマ・安保法制・近隣諸国との関係」における、孫崎享氏(元外務省情報局長)の話の書き起こし。動画は下記 URL で見ることができます(阿修羅掲載、投稿者 shimbi ) 「戦争法案」を葬ろう 8.6 院内集会 ~ヒロシマ・安保法制・近隣諸国との関係 , Recorded on 2015/08/06 IWJ http://www.ustream.tv/recorded/70185386   (書き起こしここから) 孫崎でございます。よろしくお願いいたします。 日本は今、大変な曲がり角に来ております。原発は、地震があってとても稼働できないということがわかっていながら、再稼働しようとしている。そして、この集団的自衛権は日本の安全保障と全く関係なく、アメリカの戦略のために自衛隊を差し出そうとしている。 少し風向きが変わりましたけれ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。