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NakaBBさん のコメント

「自分という人間の過去を肯定することで、根付こうとしてみる」というところが慧眼。過去がなかったものにして、アメリカみたいな表層的な世界で生きてみても、人生の深みなどどこからも出てきはしない。

「おそれるな」ということだろう。この世に恐れなくては行けないことなどない。蜂の巣になっても広場では死なない。すべてを受け入れる覚悟が出来た時がスタートだ。

文学とは「深み」をあつかう学問だ。「質」といってもいい。偽物の月は丸くなれない。

No.5
112ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
左右社掲載随筆、 http://sayusha.com/webcontents/c12/p=201609081200 アメリカの大学は8月の末に始まる。そろそろ学期モードに切り替えないといけない、と思ったその日は、南カリフォルニアではめずらしいヒートウエーブの真っ最中だった。我が家に住む三毛猫は、日陰でびよーんとのびていた。来年出版予定である本の原稿の修正を、その次の日から3日間、計26時間で仕上げた。こまかくて骨の折れる作業で、えらく体力を消耗した気がした。それから、シラバス作成を始めた。表の並木道では百日紅が、裏庭ではブーゲンヴィリアが、白く、或いは紅く、鮮やかに咲き誇っていた。  「仕事の時期」がやってきた。今年はどう乗り切ろうか。根付く、ということについて考えている。百日紅にしてもブーゲンヴィリアにしても、木は地に深く水と養分を求めて根を地におろしていく。地上では葉の先や花が光を求め
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。