• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

孫崎先生のご解説は実によく分かります。キッシンジャーの核戦略に関する戦争心理もよく分かります。

2か月ほど前、イスラエルの戦争評論家が米国のイランと結ぶ核協定は甘い。イランに騙されるのは必定。イラクに対してやったみたいに先制攻撃すべきだと主張していた。イランは米国を騙し結局は北朝鮮みたいに核保有国になってしまうと彼は懸念している。そして更に彼は中東で核保有国はイスラエル一国だということを固く保全することが米英イスラエルにとって最も大事なことではないかと言っている。

以上のような評論を読んでいると、プロの世界ではどうもイスラエルと北朝鮮は核保有国なんじゃないですか。だとすれば、日韓は共同して北朝鮮と枠組みを作ることが喫緊の課題ではないでしょうか。やんちゃで冒険的でヤクザな米国抜きで可及的速やかに枠組みを作るべきです。安倍の側近たちが北朝鮮を攻めて拉致被害者を救出するなんて戯言は絶対に許されません。枠組みを作った後で拉致問題を解決すべきだと私は考えて居ます。
No.4
112ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 1:冷戦以降の米国の世界戦略、その中での北朝鮮の位置  私達は、朝鮮半島への米国戦略、特に北朝鮮への戦略を考える時に、冷戦以降、どのように変化したかを考察する必要がある。  冷戦時、米国の戦略、軍備、兵員配備は度はソ連の脅威を前提に構築された。  ソ連の崩壊によって、米国には2つの選択があった。  一つは、ソ連と言う脅威の消滅により、国防費を大幅に軽減すること  今一つは、最強の軍事を維持し、それを背景に世界で米国の指導的立場を一段と強めること  結局、米国は後者を選択する。  しかし、明確な脅威が存在しなければ、米国世論は軍備費の削減を求める。  ここから、脅威を誰にするかの模索が行われ、イラン、イラク、北朝鮮のような不安定な国々が対象となる。  これらが体系的にできたのが1993年に形成された「ボトム・アップ・レビュー」である。  それは次を骨子とする。  ・ 冷戦後の米国の政治
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。