フレデイ タンさん のコメント
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今や、安倍政権は極めて危険な政権になってきた。 日本の国家としての在り様で、「民主主義国家」や、「法治国家」を揺さぶる政権になってきた。
安保関連法案での安倍政権の動きが、独裁国家的様相を持ってきた。
民主主義国家の基本は国民主権である。選挙で選ばれたら、何をしてもいいというものではない。しかし安保法制を通す中で、国民の大多数が反対している状況を返り見ることはなく、国民の意思に反して安保法案を成立させた。
「法治国家」であるかの点については安保法案に関しては、
①大森、宮崎、坂田(少なくとも一時期)、角田元内閣法制局長官が違憲ないし疑問の発言
②山口繁・元最高裁長官「集団的自衛権の行使を認める立法は、違憲」
③憲法学者の約95%が違憲。と発言しているにもかかわらず、支離滅裂な論理で安保法制を成立させた。
この過程で、自民党の総裁選挙があった。野田聖子前
「安倍、倒せ。安倍を倒せ!」は「岸を倒せ!」のシュプレヒコールとは180度違った意味で重要なのです。「岸を倒せ!」にはプロレタリア革命を志向する流れに社学同が楔を打ち込み、プチブル志向の学生たちに安心感を与えたところから猛烈に盛り上がり、岸は倒れ、池田の高度成長に繋がった。「所得倍増」のスローガンは斬新で、キラキラ光っていた。そしてその通りになった。岩崎家や三井家や住友家等が没落し、日本独特の大衆プロレタリア資本主義が成立した。世界でも稀な市民革命と私は呼びたい。鄧小平もそのことを学んだと聞く。
翻って、安倍や安倍的な政治の延長線上には地獄以外の何ものも無い。日本の誇るべき大衆資本主義は崩壊し、ウオール街の完全支配下に入り、外部に於いては、中國海の岩礁を巡って戦いをしようとするのだから、遊び事では終わらない。70有余年前の米国との戦いでは二個の原爆のさく裂で終了したが、今度は日本列島国は間違いなく消滅する。「安倍を倒せ!」には日本国の存立を確保する意味で重要だ。
ドイツ第三帝国の世界支配の野望と靖国軍国主義の八紘一宇という世界支配の野望を併せ持つ米国のウオルフォウイッツドクトリンの一翼を安倍たちが担おうとすることが如何に危険であるかが日本の大衆に分からないわけがない。民主政治とは大衆が参加することだとサルトルが言っているが、これからも投票場に多くの人間が足を運び、且つ国会周辺デモを継続していくことは重要なことだと思う。勿論、政治家が安倍打倒に一点を集中して団結することの重要性は如何に強調してもしきれない。
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