名を正すさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
A: 事実関係
1:菅官房長官は13日午前の記者会見で、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が世界記憶遺産に中国が申請した「南京大虐殺の文書」を登録したことに関し、ユネスコへの日本の分担金の停止や削減を検討する考えを示した。
2:安倍晋三首相は14日、来日中の中国の外交トップ、楊潔※(よう・けつち)国務委員(副首相級)と首相官邸で会談し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に中国が申請した「南京大虐殺」の資料が登録されたことに遺憾の意を伝えた。楊氏は「第二次大戦に関しては既に国際的な定説がある。歴史をしっかり認め、未来に向かって進むことが重要だ」と述べ、議論は平行線となった。
B: 評価
・南京事件を考える際に、さまざまの視点がある。
今回は、サンフランシスコ平和条約の観点で見てみたい。
サンフランシスコ平和条約は、第二次世界大戦後の平和条約で、日本国と連合国各国
この総理は以下の事実について忘れているのか、ほっかむりしているのか、いずれにしても
そのズルさを指摘しておきます。
そもそも安倍第一次政権時に、日中歴史共同研究が安倍総理の肝いりで始まった。成果がまとまり発表されたのは2010年で、日本側委員による研究発表では「20万人を上限として、4万人、2万人など様々な推計がなされている。このように犠牲者数に諸説がある背景には、「虐殺」(不法殺害)の定義、対象とする地域・期間、埋葬記録、人口統計など資料に対する検証の相違が存在している」。
つまり、虐殺があったということは日本側も認めたのです。念のため、日本側の研究者は、中道から右寄りの人たちで構成されており、左翼歴史学者はいなかったのです。
日頃、具合の悪い歴史問題について質問されると、「歴史問題は歴史家に委ねる」と言いながら、自ら組織したチームが「南京大虐殺は事実」としたことについて彼はいまだに無視しています。そして、昨日の会見での発言です。この経緯を知っている人は、呆れかえったことでしょう。当然中国側の外交責任者も知っているはずです。
私自身は、恥ずかしくて見ていられなかったほどです。「どの面下げて」という言葉がピッタリです。どういうわけかメディアはこれをとりあげません。それどころか、安倍総理に同調しているメディアもあります。世間いや、世界知らずの恥さらしです。
世界の主要メディアからも、「隠そうとするからこのようなことになる」、「たとえ2万人だとしても、これは非常に多く、虐殺だ」、「日本政府の対応は子供じみている」、「日本政府はユネスコを脅迫している」などと論評されています。
総理自らが、被害国の外交責任者に遺憾だと言った昨日が、国民にとって恥ずかしい日、国辱記念日だという所以です。
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