tako2008さん のコメント
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安倍晋三首相は22日から7日間の日程で、モンゴルと中央アジアの計6カ国を歴訪している。あいもかわらず、金をばらまいている。金をばらまいていることが、日本国、日本国民に、どのようなプラスをもたらすのであろうか。
1957年外交青書が出された時、明確な方針があった。
次の3本柱を掲げた。
アジア外交
西側外交
国連を中心とする国際機構との関係
多分、今日もこの柱であろうと思う。こういう基準からみると、首相の行っている中央アジア外交の重要性は極めて低い。
西側諸国との関係では今、異変が起きている。
いくつかの国が露骨な対米追随から脱却を始めた。
19日投開票のカナダ総選挙(下院定数338)で、中道左派の自由党が過半数の184議席を獲得し、約10年ぶりに政権に復帰した。ハーパー前政権は、米国主導の有志国連合によるイラクでの過激派組織「イスラム国」(I
逃げてしまわれると思われるので、私が代わって代弁。
私が米国の立場であったら、いつもの米国お得意の「有志連合」とやらを
結成し、係争国(ベトナムやフィリピン)と合同で作戦を行った。
米国は、今回もまた焦って単独で行動してしまい、「中国対周辺国」の
構図から、「米中の覇権争い」の構図にしてしまった。一部の国を除き、
争いを望まないアジア諸国からは理解を得られないだろう。
それ以前に、米国は、前回のアジア安全保障会議で判明したように、
ASEAN諸国の全面的な支持を得られていないことは理解している。
インドネシアは、「中国の政策主張を理解し支持する」と、中国による
防衛施設の建設を肯定し、また最近タイに至っては、「中国が成長できる
余地を与えるためにもっと発言権を与えるべき」と支持を表明している。
米国の行動は、ベトナムやフィリピンの埋め立てや飛行場建設には
見てみぬ振りをし、一方の中国の埋め立てにだけ中止を求めるという
ダブルスタンダードである。
ではなぜ米国は再び愚かな単独行動に出たのか。
それは、今回の作戦の目的は、大統領選に向けた「弱腰批判」をかわす
ための国内向けパフォーマンスであり、また、米国は、「有志連合」を
結成したくてもできないからである。
フィリピンとベトナムは、中国と経済的依存を強め、軍事的にも実力差
があり、中国と軍事的に事を構えることはできない。もし事を構えれば、
将来、経済的に苦しい立場に追いやられ、下手をすると、ASEAN
諸国内で孤立化してしまう。
何より、ベトナムとフィリピンは、自身も埋め立てを行ってきている為、
参戦する口実に説得力がない。
(・・続きます・・)
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