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tako2008さん のコメント

それから、「軍事介入ではイスラム国を壊滅できない」という論は、
根本的解釈を間違えています。

ロシア軍による空爆は、たった一週間(200回)の出撃で、
で米国の1年分(2万回)に相当する戦果を挙げています。

これは、米国軍がロシア軍より無能だからなのでしょうか。
そうではありません。

米国のイスラム国への空爆がまったく成果を挙げていない理由。

それは、「米国がイスラム国を育て、支援してきたから」です。
本気でイスラム国を潰す気はなかったからです。

<ロシアは米国がシリアで何をしているのかよく分からない>
http://jp.sputniknews.com/politics/20151014/1029612.html

 「我々は、米国がシリアで一体何をしているのかを説明する非常に
  微々たる具体的現象しか目にしていない。そして、なぜこれほど
  たくさん出撃しているにもかかわらず、このようにわずかな結果
  しかないのか…私の考えでは、2万5000回も出撃すれば、
  シリア全土を木っ端微塵にすることができたはずだ」

アルカイダ系過激派の集合体である反体制派を支援してきたのと同様に、
米国は当初、イスラム国についてもアサド政権打倒のための道具として
利用してきました。

それが今や想像以上に強大になり過ぎ、制御不能に陥っているわけです。

アフガンやイラクでも、米国は本気でテロを殲滅しようとしている
ようには見えない。

「テロとの戦い」を、米軍が駐留するための口実にしているのでは
ないのでしょうか。
No.10
110ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 フランスでのテロで、今後、国際的テロとの戦いが訴えられていくであろう。  しかし、テロとの戦いは完全に失敗。例、テロでの死者数、2001年 405名。そしてテロ戦争継続後 の14年 32,727名。テロ集団も殺傷力の飛躍的に増大。  テロ戦争でテロは抹消できない。逆に拡大している事実を直視すべきだ。 A 事実関係 1:本年6月19日、米国国務省は「2014年国別テロリズム報告( Country Reports on Terrorism: 2014 )を発表した。 ここではテロリズムを「秘密組織などによって非戦闘員に対して用いられる政治的動機による計画的暴力と定義されている。 今次報告においては次の重要な指摘がある。 テロリズムの現象は攻撃回数、殺傷性、テロリストの組織の規模で一段と深刻化している。 攻撃件数は 201 3年の 9,707 件から、 2014 年の 32,727 件に増えている。 i
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。