フランスでのテロで、今後、国際的テロとの戦いが訴えられていくであろう。
 しかし、テロとの戦いは完全に失敗。例、テロでの死者数、2001年405名。そしてテロ戦争継続後の14年32,727名。テロ集団も殺傷力の飛躍的に増大。
 テロ戦争でテロは抹消できない。逆に拡大している事実を直視すべきだ。

A事実関係

1:本年6月19日、米国国務省は「2014年国別テロリズム報告(Country Reports on Terrorism: 2014 )を発表した。

ここではテロリズムを「秘密組織などによって非戦闘員に対して用いられる政治的動機による計画的暴力と定義されている。

今次報告においては次の重要な指摘がある。

  1. テロリズムの現象は攻撃回数、殺傷性、テロリストの組織の規模で一段と深刻化している。

    攻撃件数は2013年の9,707件から、2014年の32,727件に増えている。 i