tako2008さん のコメント
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フランスでのテロで、今後、国際的テロとの戦いが訴えられていくであろう。 しかし、テロとの戦いは完全に失敗。例、テロでの死者数、2001年 405名。そしてテロ戦争継続後 の14年 32,727名。テロ集団も殺傷力の飛躍的に増大。 テロ戦争でテロは抹消できない。逆に拡大している事実を直視すべきだ。
A 事実関係
1:本年6月19日、米国国務省は「2014年国別テロリズム報告( Country Reports on Terrorism: 2014 )を発表した。
ここではテロリズムを「秘密組織などによって非戦闘員に対して用いられる政治的動機による計画的暴力と定義されている。
今次報告においては次の重要な指摘がある。
テロリズムの現象は攻撃回数、殺傷性、テロリストの組織の規模で一段と深刻化している。
攻撃件数は 201 3年の 9,707 件から、 2014 年の 32,727 件に増えている。 i
「ガンジーの非暴力主義」を通していれば、テロが自然に消滅してくれる
のでしょうか。そんなわけないでしょう。
先ずは、イスラム国に大部分を占拠されてしまったシリア、およびイラク
の国土回復が優先です。
これを放置していたら、中東全土どころか世界中が危険に晒されます。
この地域を、シリア政府軍、イラク政府軍のコントロールが及ぶ状態に
戻すこと。そして、イラク戦争以前、シリア内戦以前の状態に戻すこと。
テロが増加していると言えるのは、2003年のイラク戦争からです。
結局のところ、各国の宗教バランスを崩壊させ、おかしくしているのは、
欧米の内政干渉なのですから。
それだけでも、少なくとも「テロ訓練施設」や「武器入手経路」のような
ものは断てるでしょうから、やらないよりはやるべきです。
そもそも、「誰と対話をすればよいか」すら定かではないのですから、
話し合いすらできる状態ではありません。
対話による解決を目指すのは、それからでしょう。
それこそ気の遠くなるような根気作業が待ち構えています。
テロに悩まされているのは、中東だけではありません。
アジアや、アフリカ諸国でもまったく同じです。
その中でも成功例を参考にするべきでしょう。
おそらく、治安維持のために政権は武力鎮圧しながら、
一方で対話による対立の解消を試みて来ているはずです。
それこそ、気の遠くなるような時間をかけて。
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