• このエントリーをはてなブックマークに追加

名を正すさん のコメント

私たちが冷静に考えなければならないことは、中国は今回の安保法制をむしろ歓迎しているということです。それによって、長期的には日本がますます衰退していくことと、アメリカによる日本に対する「瓶のふた」がより強固になるからです。

もちろん、中国としては、日本が安保法制によって自分が強くなったと錯覚して、中国に対して突っ張った態度を取ることは感情的には面白くないでしょう。しかし孫子の兵法の国です。中国の政治家は日本の政治家、特に現政権よりずっと大人ですから、感情とは別に冷徹に利害得失を見極めているでしょう。

そのような視点からは、あちこち出かけては中国に対して敵対的な振る舞いをする安倍氏はかなり滑稽に映っているはずです。
No.3
109ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
昨日のブログで、2001年米国同時多発テロの時に、その数か月前から CIA は大規模テロ攻撃が米国にあることを警告していたが、ブッシュ政権はこれを徹底的に無視したことを記した。 「何故、無視したか」これが最大の注目点である。  この点に関して、私の『日米同盟の正体』から見てみたい。 ************************************** 九・一一同時多発テロ前の米国の安全保障政策はどういうものであったか。 ソ連の崩壊によって米国は世界最強の軍事組織を確立した。しかし、一九九三年一月から二〇〇一年一月まで継続したクリントン大統領の政権は安全保障にさしたる関心を持っていない。米国は、せっかく築いた最強の軍事組織が弱体化する危険を持ち始めた。ここに九・一一同時多発テロが発生した。これによって、軍事行動をより積極的に行いうる環境が生まれた。では、最強の軍事組
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。