フレデイ タンさん のコメント
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先日のパリでの悲劇的なテロについて、ここのところ毎日考えていた。その前日にベイルートとバグダッドでもテロが起きていた。それぞれ 43 人と 45 人の死者数を出したとされ、負傷者の具合によってはあがるかもしれない。その 2 週間前にはロシアの旅客機がエジプトで爆弾によって墜落していた。
集中した期間で IS (通称イスラム国)が引き起こしたテロなのだから一連の事件とみていいのではないか、フランスの被害者に追悼の意を表明するのであればこれらの人々の死も同じ重みでとらえるべきだ。そういう意見を見た。その視点は非常に大切だと思う。
この 2 週間に制限しなければどうなるだろう。パリテロの数日後気になって調べた。イラクでここ 4 週間、 IS 犯行とされるテロ事件は先述のほかにも 3 回はあり計 32 人の死者がでている。今年に広げると、西側諸国で報道されているイラクでの IS テロは少なくとも 20 回あり、総死者数は 45
ドイツ・ナチスのヒトラーがスペインのファシスト・フランコ政権を支援するためにゲルニカ無差別爆撃を行った。自由と民主主義を求める多くの若者がスペインに入国し内乱に参加した。その一人が米作家のアーネスト・ヘミングウエイ。ピカソはこの爆撃に激怒し「ゲルニカ」を描いた。ゲルニカは芸術として今も尚高く評価されている。
孫崎 玲さんのこのエッセイは中東で進行中の戦争をピカソと同じ動機で書かれたものだと私は感じます。この戦争は明らかに米国とイスラエルがシリア攻略の為に仕掛けた戦争なのに西側のメデイアをフォローする限り何が何だか分かりません。そして、何故かISというデーモンがスペイン風邪のように中東を飛び出し世界を徘徊しています。孫崎 玲さんのエッセイはそういう摩訶不思議な戦争を言葉で描ききったもので芸術まで高まっていると私は高く評価したい。
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