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m.m.さん のコメント

FOREIGN POLICY誌が指摘する理由の2番に中に、アサド政権と戦う反乱グループの多くが「イスラム過激派」だと書いている。ISもその1つなのだ。そして、そのグループに欧米が武器を与えたり軍事訓練をしているとの指摘は数多くある。
同3番では、「アサド政権とイスラム国とどちらがシリア人を殺害しているか」と書いてあるが、地上戦による民間人の死傷は少ないが、空爆から逃げることは困難であり、最も多く殺害しているのは米・欧・露であることは間違いあるまい。

テロとの戦いが、ますます泥沼に陥っているのは、欧米側が自らは「正義」と確信して過ちを顧みようとせず、イスラムを「悪」と断定しているためだ。
日本国内でも、「ISには説得や教育、啓蒙が無力」などと、完全な上から目線でしか考えられない発言が見られる。こんな発言を続ける限り、和解の道は開けない。
まずは、十字軍以来の掠奪や強姦・殺人などを謝罪し、サイクス・ピコ協定およびそれに基づく国境なども白紙に戻すことを、ISに申し入れることが必要だろう。
No.1
108ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
11 月 13 日パリのコンサート劇場などでのテロ攻撃で 130 人以上の人が死亡した。 米国カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で12月12日、銃乱射事件が発 生し、14人が死亡した。  こうしたテロ行為をうけて、西側諸国がイスラム国攻撃の姿勢を強めている。  11月15日、フランス軍はシリアにあるイスラム国拠点に空爆をした。 ドイツ政府は12月1日、「イスラム国」掃討作戦に参加し、戦闘機や空中給油機、最大で1200人の兵士を派遣させる計画を閣議決定した。 英国下院は12月2日、「イスラム国」への空爆に参加することを可決した。 オバマ米国大統領は12月6日テレビ演説で、「イスラム国」を壊滅させると述べ、掃討への決意を強調した。  こうして西側諸国ではイスラム国への軍事作戦の強化の動きが一気に加速した。  問題はこうした軍事行動でイスラム国などの過激勢力を阻止できるかであ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。