tako2008さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
私は石川県出身ということもあり、北国新聞の欄「北風抄」に定期的に寄稿している。ここに、「パリテロ攻撃 . 米国加州銃乱射事件、西側の強行姿勢(総括)、-テロとの戦いは失敗する」論評を寄稿したので、それを掲載する・
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11 月 13 日パリのコンサート劇場などでのテロ攻撃で 130 人以上の人が死亡した。米国カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で12月12日、銃乱射事件が発
生し、14人が死亡した。
こうしたテロ行為をうけて、西側諸国がイスラム国攻撃の姿勢を強めている。
11月15日、フランス軍はシリアにあるイスラム国拠点に空爆をした。ドイツ政府
は12月1日、「イスラム国」掃討作戦に参加し、戦闘機や空中給油機、最大で1200
人の兵士を派遣させる計画を閣議決定した。英国下院は12月2日、「イスラム国
http://diamond.jp/articles/-/83113?page=4
だが反政府派の主体はISおよびアルカイダ系のヌスラ戦線と
その同調者だから、それらを和平交渉から排除せざるをえず、
そうすれば実体のない交渉となってしまう。
仮にISやヌスラ戦線の支配地をそのまま残して停戦しても、
内戦の再燃は必至で、難民・避難者は安心して帰郷できない。
また、もしアサド政権(シリア政府)が崩壊すれば、いまでも
対立抗争をしているISとヌスラ戦線などがシリアの支配権を巡って
次の内戦を始めそうだし、それでどちらかが勝っても、
シリアはテロ組織の支配する国となり、難民は戻れない。
ロシアのようにアサド政権を支援して、シリア政府軍にテロ集団
であるISやヌスラ戦線を討伐させて内乱を鎮定し、その後各国が
シリア復興を援助して難民が戻れるようにする以外に、現実的な
策は無いのではないか、と考えざるをえない。
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