p_fさん のコメント
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私は石川県出身ということもあり、北国新聞の欄「北風抄」に定期的に寄稿している。ここに、「パリテロ攻撃 . 米国加州銃乱射事件、西側の強行姿勢(総括)、-テロとの戦いは失敗する」論評を寄稿したので、それを掲載する・
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11 月 13 日パリのコンサート劇場などでのテロ攻撃で 130 人以上の人が死亡した。米国カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設で12月12日、銃乱射事件が発
生し、14人が死亡した。
こうしたテロ行為をうけて、西側諸国がイスラム国攻撃の姿勢を強めている。
11月15日、フランス軍はシリアにあるイスラム国拠点に空爆をした。ドイツ政府
は12月1日、「イスラム国」掃討作戦に参加し、戦闘機や空中給油機、最大で1200
人の兵士を派遣させる計画を閣議決定した。英国下院は12月2日、「イスラム国
米国をはじめ西側諸国は過去の失敗を全く反省しないかの如くです。ジャングルの何処に潜んでいるか分からないベトコン兵士を炙り出してやると枯葉剤を「絨毯散布」してどうなったか。アフガン戦争、イラク戦争もまた然り。フランス主導の空爆でリビアも奈落の底に落とされました。いずれもパリテロ攻撃の比ではないのに西側メディアはまともに報じない。なんでも、今やフランスはアフリカ中で凄まじいばかりの搾取を行っているといいます。チュニジアの独裁者だったベン・アリを民衆蜂起後も長らく支援していたのも、マリに侵攻したのもフランス。アフリカ人たちにとって破壊でしかないフランスの恐るべきアフリカ支配は今も続いているとのことです。アフリカ人をゴキブリ同然と見做す感覚だからこそでしょう。
「この一方的で不条理な攻撃の犠牲になった者たちの『復讐』として、ISは出現しました。14年5月ごろ、イラクのバグダッドに迫った彼らは、『俺たちは落とし前をつけに来た』と言ったと報道されました。ISの出現の背景には、新旧帝国主義者たちの不条理な中東支配に対する被支配者の強い怒りがあるのではないでしょうか...イラク戦争の時も、今のシリアも、そしてパレスチナはもちろんそうですが、犠牲者が受ける不条理は半端じゃないわけです。文字通り命を虫けらのように扱われているのです」(DAYS JAPAN 2016.1月号-天木直人氏インタビュー)
また、このインタビューで天木氏は、憲法9条は紛争を武力で解決することを絶対的に禁じている究極の理想であり、その実行不可能に近い思想主義的な憲法を懲罰的に押し付けられた日本は、今こそ それを逆手にとって世界に向けて正論を吐く時だと論じています。
昨夜の生放送で孫崎さんのお嬢さんが好きな格言として挙げられた「人は(酷い)現状を見て『何故だ?』と言うが、私は未だ実現しない理想を求め、『何故そうならない?』と言おう」にも重なると思います。
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