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NakaBBさん のコメント

そういえば最近は映画をあまり見ない。この間「インセプション」というのを見たが、設定は面白いがストーリーは退屈だった。二つの異なる価値観の和解と言うのは結構難しい。そういえばインセプションもそれがテーマだった。原理主義や一神教といった硬質の価値観はなかなか和解できないのだ。それにアンチの感情がプラスされると本当にややこしい。それはそうだけれど、対立を煽る戦争大好き軍団がいるということは、周知に事実と認識することは大切だ。

インセプションで自分たちがもとの場所に戻ることなど絶対に不可能だというようなセルフを吐いたやつがいた。過去からくる罪悪感から逃れられないのなら、いっそうその希望を未来永劫消し去ってしまえと言う衝動がある。そしてそれが対立の軸となっている。和解を望まないのはスパイ側の心情に逐うところが大きい。対立するものへの批判など全く撮るに足らない些細なことに過ぎない。

自分は希望もなく一人自分の秘密を抱えて死んでいくというのは立派な選択だろう。ただもう一つの選択として、その憎しみの感情を超えて自分の意思で新しい世界にこぎだす決意をするというのも立派な選択だ。そこでは過去の罪など全く些細なことに変わっているからだ。アーキテクトもいいが、アメリカかぶれの悪い文化の遺産でしかないと言う可能性も考えることだ。すべては一人一人の選択だ。ただ人間の意思とは関係なく、騙して手に入れることのできないものがあることを知るべきだ。
No.7
107ヶ月前
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  監督スティーヴン・スピルバーグ A: 感想 ・スピルバーグは素晴らしい作品を米国国民に送ったと思う。  「イスラム国」への対応で米国社会はヒステリックになっている。それは冷戦時代の共産主義への対応と似たものがある。  共和党大統領候補選出過程で第一位を走るトルンプは全てのイスラム教徒の米国入国を禁ずることを提案し、それが共和党支持者の過半数から賛同を得ている。  この時に冷戦時代のスパイを描き、過激な社会への警告を発している。 ・数々のスパイ映画があったが、これは異質である。  ソ連側のスパイを決して「悪」として描いていない。 ルドルフ・アベルはソ連のスパイ。大佐。 彼の経歴を見てみたい。 イギリス・ニューキャッスル市のロシア人政治難民の家庭に生まれた本名ウィリアム・フィッシャー。 1920 年、フィッシャー一家はモスクワに戻り、ウィリアムはコミンテルン執行委員会国際連絡
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。