• このエントリーをはてなブックマークに追加

younghopeさん のコメント

左右社「玲の南カリフォルニア便り♯5」、心温まります。

茨木のりこさんの詩「行方不明の時間」は、面白い新鮮さを感じる表現です。普通に言えば、「知ってことさらに犯す」人間だけに与えられた心の自由を、時間空間を超えた領域「自然法爾」の世界にゆだねる、何とも言えない心やすらかな気持ちがわいてきます。

自分のものでありながら、自分のものでない身体の在り方を突き詰めていくと、「自然食品」の効用がおのずから追求できる。食品の流通が世界的な競争の原理におかれれば、安全な食品を供給している日本も、米国の現実に直面することであり、実際に米国で生活しておられる孫崎玲さんの話は、明日の日本の姿でもある。これから、富者と貧者の大きな格差は食品の安全性が確保できるかどうかにかかっている。端的に言えば、生命の長短が決められるということでもある。

最後の言葉、「私を通して呼吸し続ける誰かの果しえなかった夢」の実現、孫崎さんにとって、うれしい言葉なのでしょう。親子のきずなを垣間見ます。
No.2
108ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  I  人間には行方不明の時間が必要です、というのは茨木のり子さんの詩の一行。    そもそも研究者だから、授業とミーティング以外行方不明みたいな生活をおくっていると言われるかもしれない。それでも、後期資本主義経済のめまぐるしい時間の流れから自由になり、個人としての一切の過去の憂いと未来への恐れに付随する想いから意識的に離れ、また現在の葛藤も悲しみも怒りと相撲をとるのをやめて、そのかわりに、長くて安定した呼吸をする、ただの生き物にもどる時間が必要だ。そうしないと、自分という存在が放つ光が鈍くなってしまうように思う。    ヨガをする。良質の呼吸と重力で血液やリンパ液の循環と栄養素の分配を促進することだけに集中する。あと、植物を見にいく。良質な酸素と草花の美しさをただただ取り込む時間があれば、それ以上の贅沢は私にはいらない気がする時がある。    人間の神経や血管のようにはりめぐらされる
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。