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NakaBBさん のコメント

文脈がジャンプする不思議なエッセイを書く人だと言う印象だが、文体としては確立しているから、まあいいのかなと言う気はする。考えてみれば、生命は生命を食べることでしか生きられない。食べれば死んでしまう動物においては、生命を奪うことで自らを生きながらえている。それはある程度仕方のないことだが、食べることのみを追求して、奪われる生命を顧みない現代人は、もう一度命と言うもの似ついて考え直さなければならないのかもしれないと思う。ほかの生命を奪ってまで生きるのだから、彼女のいうようにできうる限り精一杯努力して生きなければならない。それが生命として守るべき最低限のスタンスだ。自分の人生は、孫崎さんやその娘さんのように、成功を勝ち取った人生ではなかったけれど、できうる限りの努力と悔いのない選択をしてきたとは思っている。それが今の自分を支えているのだと思う。

失敗があるのは当然だ。失敗をしたときの問われているのは、それをどう乗り越えるかと言うことだ。感情を捨ててクールな振りをして生きるのは、失敗に喰われた人生だ。それは全くを持って乗り越えてはいない。たとえ難破したように自分を見失うことがあったとしても、もう一度本当の自分を見つけなければいけない。それは絶対にしなくてはいけない。本当の自分に至る道を歩いていれば、そこに導かれていると言う感覚が現れるはずだ。偶然も君を助けてくれるだろう。人間の歴史はまだ終わるわけにはいかないのだ。
No.4
107ヶ月前
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  I  人間には行方不明の時間が必要です、というのは茨木のり子さんの詩の一行。    そもそも研究者だから、授業とミーティング以外行方不明みたいな生活をおくっていると言われるかもしれない。それでも、後期資本主義経済のめまぐるしい時間の流れから自由になり、個人としての一切の過去の憂いと未来への恐れに付随する想いから意識的に離れ、また現在の葛藤も悲しみも怒りと相撲をとるのをやめて、そのかわりに、長くて安定した呼吸をする、ただの生き物にもどる時間が必要だ。そうしないと、自分という存在が放つ光が鈍くなってしまうように思う。    ヨガをする。良質の呼吸と重力で血液やリンパ液の循環と栄養素の分配を促進することだけに集中する。あと、植物を見にいく。良質な酸素と草花の美しさをただただ取り込む時間があれば、それ以上の贅沢は私にはいらない気がする時がある。    人間の神経や血管のようにはりめぐらされる
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。