なしさん のコメント
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将棋の棋士や囲碁の棋士は最も厳しい人生を送っている人々と思う。
勝負ある。勝つ人と負ける人がいる。頭脳のゲームだ。いろいろ言いたいことがあっても、負けは負けだ。負ければ自分が劣っていることを突き付けられる。
彼らがどのように考え生きているかを知るのに、彼らの著作を読む。手元に将棋の羽生善治氏著『決断力』。があるので見てみたい。
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以前私は、才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし今は、 10 年とか 20 年、 30 年と同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。直感でどういう手が浮かぶとか、ある手をぱっと切り捨てることができるかとか確かに、個人の能力に差はある。しかし、そういう事より、継続できる情熱を持てる人の方が、長い目でみると伸びるのだ。
奨励会の若い人達を見ていると、一つの場面でパッと
死ぬほど努力しても報われなかった棋士は死屍累々。
羽生は超弩級の天才。
ちょっと脳の構造が他の棋士とは違う。
ただ、あれだけ長い間トップを守り続けているのは
天才だけでは説明がつかない。
羽生以前の棋士で最も才能に恵まれていたと言われる
のは升田幸三。
ただし実績では大山の引き立て役でしかなかった。
人間に問題があった。
その意味でも羽生はすごい
升田と大山の良いところを足して二乗にしたような棋士。
ただ、人にお説教などはせぬ方がよいとおもうが。
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