将棋の棋士や囲碁の棋士は最も厳しい人生を送っている人々と思う。
勝負ある。勝つ人と負ける人がいる。頭脳のゲームだ。いろいろ言いたいことがあっても、負けは負けだ。負ければ自分が劣っていることを突き付けられる。
彼らがどのように考え生きているかを知るのに、彼らの著作を読む。手元に将棋の羽生善治氏著『決断力』。があるので見てみたい。
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以前私は、才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし今は、10年とか20年、30年と同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。直感でどういう手が浮かぶとか、ある手をぱっと切り捨てることができるかとか確かに、個人の能力に差はある。しかし、そういう事より、継続できる情熱を持てる人の方が、長い目でみると伸びるのだ。
奨励会の若い人達を見ていると、一つの場面でパッと
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厳しい時代の厳しい言葉です。全く厳しい。
若かろうが、高齢者の私の様なものにとっても、前向きに生きようとする人にとっては、必要不可欠な姿勢なのでしょう。
エジソンの「天才は1パーセントのひらめきと99パーセントの努力である」といっていることも,羽生氏がいっておられる「同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続する(努力)が、一瞬のひらめきをもたらす」ことと同じなのでしょう。
新発見、新発明などは、知識を駆使して、課題を追求していくこととも相通じるのでしょう。また、知識を超え、絶対普遍的に心の円環活動が常時行われるようになることが不可欠なのでしょう。
付け加えますと、僕自身そら恐ろしい著書を過去に読んだ。とても・・・と思ったものです。ですが、その方を知っている方から、「天才です」。と言われ、ホッとした経験があります。今回の、孫先先生の、抜粋した言葉の数々は、孫先先生の体験からも出た言葉でしょう。やはり、「天才」です。孫先先生ご自身。
>>2こころの円環活動・・。参考になります。
内山 興生著「大空が語りかける」ページ10より抜粋します。:大空:大空を毎日仰いで歩いていると それはまったく身近な親しい 相談相手となってくる 求めても得られぬ悲しさを告白すると 「まあいいさ 大したことはない」
鬱憤をためて爆発させようかというと 「それもよかろう でもくだらないぞ」という 自分に愛想がつき 絶望していらいらしていると 「まあそんな日もあるさ」 そして大空自信 毎日 青空になったり 雨天になったり
白雲を飛ばせたり スモッグになったり 鳥をとばせたり ジェット機を飛ばせたり 今日もひろい大空のまま
ただ大空をしている
>>5
澤木興道老師に師事された内山興生老師のお話、生きることの本質を説かれていますが、将棋,囲碁など芸道に通じる本質につながっています。日本人の中に生きてきた霊性が、失われつつあることに、寂しさを覚えています。孫崎さんの意図も、生きる知恵を忘れ、知識に偏重する社会に警鐘を鳴らしておられるのでしょう。
羽生の努力は報われちゃってるからなあ。
死ぬほど努力しても報われなかった棋士は死屍累々。
羽生は超弩級の天才。
ちょっと脳の構造が他の棋士とは違う。
ただ、あれだけ長い間トップを守り続けているのは
天才だけでは説明がつかない。
羽生以前の棋士で最も才能に恵まれていたと言われる
のは升田幸三。
ただし実績では大山の引き立て役でしかなかった。
人間に問題があった。
その意味でも羽生はすごい
升田と大山の良いところを足して二乗にしたような棋士。
ただ、人にお説教などはせぬ方がよいとおもうが。
ぼくは何の違和感もなく聴ける言葉だと思いますね。すんなりと肺腑に落ちる言葉です。こういう良い言葉はよほど下根の人でなければ、心を洗ってくれますね。
>>8
僕は、
この方の様な素性・力量の持ち主こそが、日本の将来に希望を与える可能性の持ち主だと思っております。
そして又、younng hopeさんのコメントには関心します。霊性というか・・・内山老師ほど、いのち・について掘り下げた僧侶を今もってしらないでおります。これは、妙好人、榎本 栄一氏も「いのちもえいずるまま」{漢字出づ}にも記載されています。尚、妙好人とは「生き仏」の意です。
羽生さんも、孫崎さんも、天才ということは言っていない。天才というのは、天与の才であり、自身の努力で獲得するものではない。感謝して享受すべきものである。
羽生さんと孫崎さんが言っているのは、意志の持続だ。苦しくても、やりぬくということだ。
この方々は、「あなたは、もともと天才だから」と言われることが、恐らく、苦手ないし嫌いであろう。人一倍、人二倍、・・の努力を日夜しているから。努力をせずに、「あたなは、天才だから」ですませるお気楽な人には苦笑いしか出ないのだ。