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梅太郎さん のコメント

朝日新聞は今煩悶している。3月23日付紙面で朝日新聞紙面審議会委員による朝日への提言を掲載している。そこで、中島岳志氏が思い切ったことを書いている。1918年、寺内正毅内閣を批判した「白虹事件」で政府より弾圧を受け、発行禁止寸前まで追い詰められた大阪朝日新聞は、その後、ラジカルな政権批判をトーンダウンさせ、30年代以降、結果として戦争に加担する紙面を作り続けた。「いま取り戻すべきは『白虹事件』以前の大阪朝日新聞が示したリベラルなジャーナリズム精神だ。終戦の1945年を分岐点とするのではなく、1918年を分岐点とした方が朝日新聞のあり方を見つめなおすのに重要な視座を与えてくれる」とし、最近の一連の朝日問題を「平成の白虹事件」としてはいけないと訴えている。最近の朝日紙面は何につけ「両論併記」で腰砕けだが、このような厳しい提言を掲載するところに、ジャーナリズムの一端を担う朝日の気骨のかけらを感じた。残骸でないことを祈りたい。それにしても、どの新聞も「安田さん」を報じない。どういうことなのだろうか?
No.3
106ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今、報道界では、政府に批判的な発言をする人々が発言の場を奪われている。特にテレビにおいて次々番組を降り、場合によっては番組自体がなくなるという事態を迎えている。 報道特集キャスター金平茂紀氏は、役職にありながら、第一線で報道するという、多分唯一のジャーナリストであった。彼は 3 月 31 日付で執行役員を退任する。 3 月 30 日付朝日新聞は「テレビ報道、強まる同調圧力 金平キャスターが語るいま」を報じた。現在のメディアの状況を内部から発言する貴重な発言を行っているので、その一部を抜粋する。 ************************** 。TBS「報道特集」キャスターの金平茂紀さんに話を聞いた。 (抜粋)  ――偏向を指摘された番組アンカーの岸井成格さんが「NEWS23」から降板しました。岸井さんの件でいま、社内はどうなのでしょうか。  「おおっぴらに議論するという空気がなくなってしまった
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。