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近代麻雀プレミアリーグ後期第6節A卓レポート
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近代麻雀プレミアリーグ後期第6節A卓レポート

2015-10-12 19:00
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    2015年8月から最強戦CHで配信されている「近代麻雀プレミアリーグ後期」の各節レポート


    後期より月1回で2節を一気に生放送するシステムに変更した近代麻雀プレミアリーグ。今回の出場選手は前期から連続出場となる小林剛・鈴木達也・藤田晋・佐々木寿人、さらに後期より出場の村上淳・滝沢和典・鈴木たろう・和久津晶の8名となった。

    第6節A卓は、起家より小林・寿人・たろう・滝沢の並びとなる。
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    いよいよ残りは3節。予選終了まで各自半荘3回の対局を戦うことになる。プラス組は大過なく終えたいし、逆にマイナス組は何とかボーダーラインまでポイントを戻したい。この立場の違いが今回は如実に出た半荘となった。

    まず先行したのはたろうである。
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    東3局1本場。親のたろうがこのアガリを決める。
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    リーチ・ツモ・タンヤオ・裏1で親満。この半荘もトップになればボーダーライン目前となるたろう。このリードを生かしさらなる加点を目指していた。

    だが、次の局はこの男がやってきた。
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    ドラのpai_s_2m.jpgを暗刻にして高めイーペーコーのテンパイ。リーチをかけてキッチリ高めのほうをツモアガる。親のたろうにハネ満の親っかぶりをさせ、あっさりと逆転に成功した。

    この2人のツモにより、寿人・滝沢が後方に追いやられることになる。続く東4局はその2人がぶつかった。

    最初に仕掛けたのは寿人である。
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    pai_s_8s.jpgpai_s_6s.jpgをポンしてしている寿人がpai_s_4s.jpgを暗刻にして満貫テンパイを入れている。その捨て牌にはpai_s_1s.jpgpai_s_3s.jpgとソーズを余らせており、他家からみてもテンパイは間違いないところだ。

    その後、親の滝沢にもテンパイが入る。
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    ホンイツまでは至らなかったものの、pai_s_hatsu.jpg・イーペーコーのテンパイ。寿人が前に出ていることもあり、ここは足止めのリーチをかけたいのは山々。だが、待ちがドラ表示牌で自分がすでに1枚使っているペンpai_s_3m.jpgだ。pai_s_1m.jpgpai_s_2m.jpg引きなら三暗刻、ドラのpai_s_4m.jpgを引けばpai_s_1m.jpgpai_s_7p.jpgのシャンポン待ちへの変化があり、アガリまで考えればそこまでリーチはかけたくない。

    そこで先にロン牌を掴んでしまう滝沢。
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    通常ならpai_s_chun.jpgを止め、pai_s_7p.jpgあたりで回っていくところ。これがリーグ戦の序盤なら間違いなくそうしていたはず。だが、もう半荘3回しかないところ、かつラス目の親とあっては無謀だと分かっても切るしかない。これがポイント下位者の辛いところである。これで寿人が満貫のアガリとなり、滝沢は1人離れたラスに追いやられてしまった。



    南場は上位3人の競り合いとなる。トップ目、小林が親でリーチ・ピンフ・ツモの1300オールを決めた後は、得意の軽いフットワークで順調に局を消化し、1馬身のリードを保ったままオーラスを迎えた。

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    そして迎えたオーラス。

    崖っぷちのラス親・滝沢が久々の好配牌から先手を取った。
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    だが、満ツモトップのたろうが粘ってテンパイを入れる。

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    pai_s_9s.jpg待ちならトップ目・小林からの直撃も拾えそうな状況だった。だが、その狙いごろの牌は直前に寿人に切られ薄くなってしまった。ここでたろうは「滝沢から出たら見逃し」も視野に入れ、pai_s_pe.jpg単騎に受ける。

    その直後、小林の手が詰まってしまうという事件が起こった。
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    小林はpai_s_pe.jpgで2巡凌ぐという決断を下す。これがたろうへのデバサイ(出場所最高)となり、たろうがトップとなって対局が終了した。

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    対局後のインタビューでは「うまく行っちゃいましたね」とたろうは語る。
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    第6節A卓結果
    たろう+55.6 小林+11.3 寿人-13.3 滝沢-53.6

    この時点でのトータルスコアは以下の通りである。
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    最後はトップをまくられた小林だが、たろうがボーダーラインまで浮上してきたので、逆に上位陣としては少しやりやすい状況になったかもしれない。B卓がどういう展開になるかも注目である。
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