まずは開始前のトータルです。
天鳳名人戦 第3節終了時
1 230.4 19.20 12 4/ 2/ 5/ 1 2.25 ASAPIN
2 173.2 14.43 12 3/ 3/ 5/ 1 2.33 Ⓟ石橋伸洋
3 153.2 12.77 12 5/ 1/ 4/ 2 2.25 Ⓢ福地誠
4 151.4 12.62 12 2/ 7/ 1/ 2 2.25 太くないお
5 43.6 3.63 12 2/ 6/ 1/ 3 2.42 すずめクレイジー
6 -4.6 -0.38 12 4/ 1/ 4/ 3 2.50 Ⓟ多井隆晴
7 -98.5 -8.21 12 2/ 3/ 4/ 3 2.67 Ⓟ渋川難波
8 -648.7 -54.06 12 2/ 1/ 0/ 9 3.33 Ⓟ小林剛
1~7位まで330ポイント差。
このルールでは1節で逆転可能な数字なのでいい勝負ですね。
下の方になんかミジンコがいますが…
さて、この(↑)ミジンコさんの打ち方は、どうするのがいいのでしょうか?
物理的にはトップ7回、2着1回くらいでギリギリ勝ち上がれるかもしれませんが、
ほぼ目なしといっていいでしょう。
私の選択は普通に打つこと。
トップ縛りで大暴れするよりも、普通にラス逃れを基本にして
結果的に勝ち残ればいいと考えました。
さて、局面を見ていきましょう。
ドラの
と
のシャンポン待ちでテンパイ。
たいした手変わりもないのでリーチをかける人も多いでしょうが、
この手でリーチをかけるメリットはどのくらいあるでしょう。
出アガリがきくようになるのがメリットですが、
いかに情報量が少ないリーチとはいえ、そう簡単に出してもらえるでしょうか。
赤を持ってない5とドラのシャンポン待ちというのはかなり悪い部類の待ちで、
出アガリはあまり期待できないものです。
この手をアガるには、このままツモるか、
マンズがイーペーコーに変化してから出アガるか、
あるいはピンズが両面に変化した場合のほうが多いでしょう。
もちろんリーチをかけたおかげでアガれたというケースもありますが、
そう多くはありません。
ということで私の判断はダマテン。
600負けているとか、大トップを取りたいとかは関係ありません。
この手を活かすにはダマテンのほうが得という判断なのです。
今後
か
がくればイーペーコーにしてダマ続行、
か
がくれば状況によっては
を一枚切ってテンパイを崩す場合もあります。
もう間に合わないと判断した時点でツモ切りリーチもあるでしょうね。
すると対面の福地からリーチ。
赤でもドラでも切ってくれるリーチ者が現れたとなれば追っかけリーチですね。
有利な待ちではありませんが、勝負する価値はあります。
結果は無事ツモアガり裏も乗ってハネ満、この回はトップ、
奇跡の勝ち上がりの可能性を残しました。
2回戦は2着。ついに6連勝条件に・・・
3回戦東1局1本場、さっそくトップ取りのチャンス手が来ました。
イーペーコードラドラ、高めチャンタ。
ダマテンなら出アガリ5200と8000の両面待ちで、待ちのピンズは絶好です。
ピンズを多く切っているASAPINと福地が今にも切ってくれそうですね。
私の捨て牌はよくわからない感じなので警戒されることもないでしょう。
ではリーチをかけたらどうなるでしょうか?
点数は8000と12000の両面になりますが、私の待ちがどう見えるかが問題です。
チートイツやチャンタと見ればわかりませんが、
メンツ手の両面待ちであるなら、第一打の
から
と
が濃厚で、
ここだけは切れない牌となってしまいます。
ということでここもダマテンの一手。
ツモアガリならば点数は大差ないのです。
するとASAPINと石橋から相次いでリーチ!
それならばこちらも追っかけリーチです。
今度は待ちに自信もあるので大きなチャンスです。
ところが
ASAPINが
ラス牌ののチートイツをツモ!
裏ドラ表示牌も
ラス牌の
で
ハネ満!?
ズルい(゜Д゜)!!
さらに石橋の一発ツモ!
リーチ一発ツモ赤赤裏!この
も
ラス牌。
みんな簡単なハネ満ばっかり、ズルイなあ。
今度は福地が3人テンパイの中ツモアガリ。
この
も
ラス牌。ズル…
気が付くと私のラスと今期の名人戦敗退は決定していました。。
さて、問題はこの後の打ち方です。