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※2019/4/2に配信したブロマガの再配信です

1. 記憶に残すためのノートの取り方

ノートは記録のためではなく記憶のためにとるものです。
ただ記録するだけであればボイスレコーダーでもいいですし、スマホで写真を撮ったり動画を撮るほうが楽ですし、そもそも検索すれば、ほとんどのことは出てきます。
そういう時代だからこそ、読んだ本の内容もしっかり覚えておくことも大事かと思います。

無理に暗記したりするのではなく、自然と覚えられる方法で、短時間でノートを取り、しかも、それが記憶にも結びつくような方法です。

ノートは一冊にまとめる。

ルーズリーフではなく通常の綴じられたノートで一冊にまとめて使うのが、とても重要です。
日記やスケジュールも紙で使っているのであれば、それらも含めて教科やジャンルごとの区別もなく全て一冊にまとめるようにしてください。
まとめるためのルールは1つだけで、全て時系列でまとめるということです。

メリットは3つあります。

<メリット1> 復習がしやすい

人間はとっさの判断やアイデアを出す時には、記憶していることに引っ張られることが多いので、記録ではなく記憶することが大事です。必要な時に欲しい情報が出てくるようにするための方法は、ひとつしかなく、復習する回数を増やすことです。

ノートが一冊だと、いつでも復習することができます。電車の中でパラパラとめくってみる、寝る前などに前日のノートや一週間前のノートを振り返るということも、もしノートが何冊もあると面倒になります。
さらに、ノートを分けていると持ち歩かなくなり復習もしなくなります。
僕はノートは一冊だけで、財布は持ってなくても常にノートは持ち歩いています。

ノートは持ち歩いたり開きたくなるようにノートカバーにこだわったり、自分のお気に入りのものにするのがおすすめです。それだけでも復習する頻度は上がります。

<メリット2> アイデアが混ざる


僕の場合であれば、数学の勉強する時も語学の勉強する時もありますし、読書の記録などをする時もあります。そうすると、例えば、数学の話から文学の話になり、文学から英語の話になったりしますから、復習をするときも同様に、いろんなジャンルにわたって復習するようになります。そうすると、新しい発想が生まれたり、飽きずに復習をすることができます。

<メリット3> 使い切ることでモチベーションが上がる

ノートは最初は薄めのものをお勧めします。それは最初のうちは使い切ることで達成感を感じる頻度を増やした方が継続できるからです。
おそらく、教科ごとにノートを分けていた場合、使い切らなかったノートも結構あったかのではと思います。分けるとこのようなことは誰にでも起きます。

そして、使い切ったノートは捨てずにとっておいてください。
人間は空間と物事を結びつけて記憶する傾向があります。ですから、ルーズリーフや電子書籍だとこれが起きないわけですが、あのノートのこの辺にあったなとか、半年前に使っていたあのノートのこの辺りにあったはず、ということが記憶を助けてくれます。このように位置と結びついた記憶は忘れ難いものです。酔っ払っても家に帰れるのは、この位置に結びついている記憶だからということもあります。

ノートの面積は発想の広さですから、できるだけノートは大きめをお勧めします。1つの画面の中に入ってくる情報量が多ければ多いほどアイデアも生まれやすくなります。
とはいえ、常に持ち歩くことも重要ですので、普段のバッグに入るサイズで極力大きいものというのがいいのではないでしょうか。 

※ノートはきれいに取ろうとしない 

綺麗に取ろうとすると余計なことは書かないようにしようとなってしまいます。せっかく脳が新しいアイデアや突飛な普通では思いつかないようなこと、その場では意味のわからないようなことが出てきたとしても、綺麗に書こうとすると書けなくなってしまいます。ですから、思いついたことを全て書くぐらいでいいかと思います。

続きの内容は・・・
3ワードノート術
長期記憶に入れる方法