あなたは自分のやるべきことを予定通りに進めることができていますか?

自分のやるべきことに自分のリソースを上手に使うことができていますか?


早いもので今年ももう6月です。

皆さんは新年に立てた目標の進捗はいかがでしょうか?

目標は皆さんそれぞれあると思います。起業や副業を始めるとか、転職のための準備をするとか、貯金やダイエットが目標だという人もいると思います。

そんな自分の決めた目標に向かって “日々のやるべき事” に時間を上手に使えているでしょうか?


今回は、ビジネスを始めたいと思ってはいるけれど、なんとなく準備をしているだけのつもりになり進んでいない気がしている方からの相談をもとに、やるべきことをサクサクと終わらせる予測力の鍛え方について解説させてもらいます。


Q. 「26歳フリーターです。まず月+1万円増やしたいと思い、タダで売れるものを探しているだけで数ヶ月経ちました。筋トレと散歩は毎日やっていますが何を改善すればいいのでしょうか? 勉強してるつもりなっているだけの気がしています…。」


月にプラス1万円は結構難しいかもしれません。イノベーションや自分の人生を変えたいのであれば、小さな改善よりも何かが10倍変わる改善を考えた方がいいということが分かっていますので、プラス1万円ではなく10万円と考えたらいいのではないでしょうか。

できるところから始めるべきではありますが、これはできるレベルの成果を求めるということではなく、大きなレベルの成果を求めて、そのために何が必要かと考えると頭も使うようになります。小さな変化を求めるとありきたりなことばかりを考えてしまい、かえってうまくいかないという場合もあるものです。

ですから、自分のできるところから始めてプラス1万円で考えてうまくいかないのであれば、10万円であればどうすればいいのだろうかと考えると、新しい発想も出てくると思います。


DaiGo師匠のアドバイスは以上の通りでした。


Dラボで最近解説しているシリーズの時間富豪で、無駄な焦りをなくしたり時間を上手に使う方法について学んでいる人も多いと思います。

今回は、皆さんが今からでも目標を達成することができるように、時間をより効率的に使いやるべきことに取り組めるようになる方法から、やりきるための迷いをなくすための方法まで解説させてもらいます。


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超決断力―6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学


仕事でも人間関係でも、迷うことなく決断し自分にとって大切なものに集中するためには、やはり決断力も重要です。

こちらは師匠の新刊で、決断力を高めるための方法を徹底的にリサーチさせてもらい、科学的な研究をもとに僕自身も実際に試したテクニックをまとめさせてもらっています。

様々な研究をもとに決断力を高めて、かつ、ミスらない決断方法について解説しています。

決断の質を高めつつ迷うことなく決断するための方法が学べますので、是非チェックしてみてください。


切れた集中力ややる気を取り戻す


集中力がなかなか続かないということで悩んでいる人も多いと思います。

あるいは、やる気が急になくなってしまったり、なかなかやる気が戻ってこないということもあると思います。

まずは、そんな集中力ややる気を取り戻すための方法を紹介します。


どんなに集中力ややる気がある人であっても、当然ですが、何かを始めた時に、モチベーションは徐々に高まっていきますが、いずれは落ちてしまうものです。それをそのまま続けようとすると、非効率な状態になってしまいます。

そうならないために、一定時間頑張って、集中が切れてきたら休憩を取るということをする人もいると思います。

そんな時に、高まった集中力ややる気を維持する時間が長くなったり、落ちてしまったものを高めることができたらいいのにと考えることもあると思います。


例えば、今の仕事をしながら起業したり、新しいチャレンジをするために勉強したり資格を取ろうとすると、どうしても集中できる時間も限られてきます。

そんな方のためにも、集中力を自分でコントロールして、落ちかけた集中力ややる気を元に戻すにはどうすればいいのかということは重要です。


実は、高まった集中力が落ち始めた時に、あることをすると戻りそれがしばらく続くということが分かっています。

集中できる時間を伸ばす方法です。このテクニックを使うと、落ちかけた集中力ややる気が元に戻るというものです。


「終わりが見える感覚」


人間の脳というものは、終わりが見えないものに対しては頑張れないものです。

皆さんも、例えば、ここまで頑張れば終わるということが見えていると頑張れたりすることもあると思いますし、読書をする場合でも、デジタルよりも紙の本で読んだ方が頭に入りやすいし早く読めるものです。

紙の本の方が、物理的にここまで読んだとか、あとこれぐらいで終わるといったことが目に見えてわかるようになるからです。


この終わりが見えるという感覚、あともう少しで終わるという感覚が、実は、僕たちの脳のパフォーマンスを上げてくれるということです。

ですから、集中力が切れてきたりやる気が落ちてきた時には、あとどれくらいで終わるのかということに目を向けると良いということです。


ここにはポイントがあり、そのあとどれぐらいで終わるのかということが遠すぎると、逆にやる気がなくなってしまいます。

ですから、あとどれぐらいで終わるのかということが気になってきたところで、あともう少しで終わると思えるぐらいに設定しておくと、やる気や集中力が伸びるわけです。

僕たちが、やる気を高めたり維持しようとか、モチベーションを上げようと思う時にやるべきことがいくつかあります。


自分の集中時間を把握する


1. 先が見えて集中力が鍛えられる


まずは、自分の集中できる時間を把握することです。

これは人によりますし、鍛える方法ももちろんありますが、誰でも永遠に集中できる人はいませんので、集中ややる気が落ちてもそれは自然なことです。

15分集中できる人もいれば30分集中できる人もいて、人それぞれ色々な人がいます。


皆さんは自分の集中時間を把握していますか?

まずは、それを理解しておくことが必要です。


この集中時間が長いか短いかということはここでは関係ありません。

例えば、自分の集中時間が15分だというのであれば、15分経った時点で一度集中が切れるので、そのタイミングで終わりを見た時に、もう少しで終わるというところに設定しておけばいいわけです。


例えば、15分の集中時間の人が読書をする場合で、15分で30ページ読めるとしたら、自分の中でのノルマが35ページぐらいにして、集中が切れた頃にあと5ページぐらいだったら頑張れるかなと思う量にします。

自分の集中力は15分しか続かないけれど、その集中が切れそうになった時に、あと5ページで終わるという状況になっていれば、やる気や集中力が続いて、もうひと頑張りしようとする気になれるわけです。


このようにすると、集中力ややる気をプラスアルファで維持することができます。

このプラスアルファがとても大切で、これを続けていると、元々の集中できる時間が20分25分30分と徐々に伸びていきます。

このようにして集中力というものは上げていくものです。


この自分の集中できる時間はどうしても波がありますので、2週間ぐらいかけて自分の集中できる時間を測ってください。集中が切れたらそこで止めていいので時間を測ってください。

2週間ぐらいこれをしてもらえると、そこから平均して自分の集中時間を把握できますし、おそらく2週間の間にもばらつきがあると思います。そこから曜日による集中力の違いも見えてきます。

それを把握しておくと、無駄に自己嫌悪を感じることもなく、今日はこれぐらい集中できるはずだからここまでしようとか考えることもできて、先が見えるようになります。


2. 先延ばしが減る


人間は自分の集中力を維持できると思い込んでしまうので、2週間かけて自分の集中時間を測った時に、一番集中できない時間がどれぐらいなのかということも理解しておいてください。


一番最低の時間を把握しておくと、最低でもそれぐらいには集中できるわけですから、それを最低単位として、その時間でできる作業量にすればいいということになります。


僕たちは、自分の集中力ややる気を超えるタスクを抱えると、どうしても現実逃避したくなります。

この現実逃避をすると、スマホを触ったり余計なことをして、最初からやらなかったり先延ばししてしまいます。

現実離れした大きな目標を立てる人もいますが、これをすると目の前の面倒な作業から逃げることができます。

そうならないためにも、自分は最低でもこれだけの時間は集中することができて、これだけの時間があればこの行動ができるということを決めておくことが大切です。

自分がこのぐらいであればできるという最低の時間を把握しておくと、先延ばしも減ります。


「あともう少しで終わる」で脳レベルでパフォーマンスが上がる


「あともう少しで終わる」という感覚は、誰でも感じたことがあると思います。あと少しだから頑張ろうとか、あと少しで終了だと考えると、急にやる気が湧いてくるということもあると思います。


テルアヴィヴ大学の研究で、あとどれぐらいだということが分かると、実際にモチベーションが湧いてくるわけですが、なぜモチベーションが湧いてくるのかというと、人間の脳のレベルでモチベーションが湧いてきているということが分かっています。


あとどれぐらいで終わるということが分かると、人間の脳の働きが急に上がります。

集中力ややる気が落ちてしまうのは、脳が同じ作業をしていて疲れてくるからです。だから、休憩することが必要になるわけですが、あとどれぐらいで終わるのかっていうことが分かると、脳細胞のレベルで働きが良くなり、その結果、認知のパフォーマンスが上がるということです。


時間ではなく「あとどれぐらいで終わるか」を意識する


特にテストの時に焦ってしまう人がいると思いますが、それは時間を意識しすぎだからです。

時間ではなく、あとどれぐらいで終わるとかそういうことを意識した方がいいです。


実際に、時間による圧迫は僕たちの集中力やパフォーマンスを落としてしまうものです。

ですから、自分の最低の集中時間が20分であれば、その20分単位でタスクを分けて、そのタスクを時間にはよらないチェックリストのようにするのがいいと思います。

そうすると、例えば、今日もやるべきことはあと5個で終わりだとか終わりが見えてくると、それが一気に捗って進むようになります。


終わりを見える化する


1日のやるべきことを決める時に、タスクの終わりを増やしたほうがいいということになります。

長い時間集中するということも素晴らしいことではありますが、それよりも、集中力が続かない人ほど「終わりを見える化」してください。


ひとつひとつのやるべきことを自分の最低集中時間でできることにして、それはチェックリストとして、その終わりを意識しながらひとつずつこなしていってください。

ひとつひとつのやるべきことを小さく分解して、終わりが見えるようにしてもらい、「もう少しで終わる」というおまけを付けていくことによって、集中時間をいつのまにか伸ばしていくということがとても大切です。

是非試してみてください。



予定通りに仕事が終わる時間術



では、皆さんが残りの6ヶ月で時間を上手に使いそれぞれのやるべきことを達成するための方法について解説します。

主なポイントとしては以下の通りです。


・頭のもやもやを一生消し去る3時間

・1日3回のメモで仕事への集中力UP 

・どんなに疲れていても仕事をこなせるタスク分類法

・やるべきことを予測可能にするには

・コピーライティングで先延ばしを減らす

・年間6週間の時間を浮かせる方法

・迷いを断ち切る!メンタルを切り替えるための質問(会員限定ノートより)


頭のモヤモヤを一生消し去る3時間 GTD(Getting things done)


頭の中で気になっていることや、やらなくてはいけないと感じていることをひたすら紙に書き出してみてください。

そして、やるべきことはいつやるのかということを考え、やらなくてもいいことは思い切って消してください。

自分の頭の中のリストを整理する時間も必要です。


仕事が早く終わった日や休日のある程度時間がある時に、3時間ほど時間を確保してこれを行なってみてください。

3時間ほどあれば頭の中にモヤモヤしているものはすべて書き出すことができます。

逆に言うと、3時間ぐらいかかるほど頭の中には色々とあるということを覚えておくことも必要です。


これは毎回する必要はなく、一度だけでいいのでじっくり行ってみてください。

それにより、余計なモヤモヤが消えてすっきりと行動することができるようになります。

自分の中で気になることを全て書き出したという感覚を得ることによって、「何かやり残したことがないか」「何をするべきだろうか」と迷う必要がなくなります

迷ったり何かやるべきことがなかっただろうかと思い出している時の無駄な時間をなくすことができます。


毎日の生活や仕事の中では、基本的に朝昼夕方などの3つのセクションに分けて考えてください。

一生に一度でいいので3時間かけて行なった後は、毎日のメンテナンスとして、

そのセクションが始まるタイミングで、自分が気になっていることややるべきことを1日3回紙に書き出してください。

これは10分から15分ぐらいで構いません。

科学的にはこれを10分行うと、それだけでも頭の中がかなりすっきりするということが分かっています。

これはワーキングメモリを整理するために定期的に行ってください。


ここから先は、やるべきことをサクサクと終わらせていく知識について掘り下げていきます。

最後には、ニコニコで当時師匠が配信していた会員限定ノートから、みなさんの迷いを吹き飛ばし行動力を上げるための14の質問も紹介します。

知りたい方は続きをどうぞ。