あなたが勇気を出して行動したいことはなんですか?
今回は現状を変えるための勇気の出し方についてまとめさせてもらいます。
新たな一歩を踏み出したり、日々変化し成長していくために参考にしてください。
臆病になることで安全を確保することもできますが、多くの人が臆病すぎます。
僕たちには間違う自由があります。
間違った場合にも他人にとやかく言われる必要はありませんし、万が一法律に引っかかった場合には、法律に従って処罰を受けるというだけです。
ですが、特に今日本は失敗した人を批判したり叩いたりします。
失敗した人を笑い続ける人生は、失敗する人生よりもはるかに惨めです。
それに気づくことがなく、自らの幸せを諦めた人間が他人の不幸を望む状態になっています。
皆さんは臆病にどんどん追い詰められています。
今回はそんな追い詰められた臆病を追い払い、自分の人生を手に入れるための方法を解説させてもらいます。
極度のストレス状況でも勇気を出す方法
とはいえ、失敗が怖いとか周りからのプレッシャーが気になって挑戦できないという人も多いと思います。
これは芸能界でも同じだと思いますが、今はこのような悩みを抱えている人が増えているような気がします。
芸能界であれば、タレントさんも俳優さんも昔はかなり無茶苦茶な人が多くいました。
それがいいかどうかは別として、そんな無茶苦茶なことが許された世界でも、人はこうあるべきだというような周りからの圧力が強くなっています。
皆さんも感じていませんか?
この会社の社員であれば〜あるべき
旦那としては、嫁としては、〜あるべき
社会人としては〜あるべき
男なら、女なら、〜あるべき
この「べき思考」が日本中で蔓延しています。
この考え方を受け入れてしまった瞬間に、皆さんは他人の人生を生きることになってしまいます。
自分らしさを失って、自分以外の誰かの人生を生きろと強制されています。
こんなにも強烈なストレスは他にありません。
このストレスは挑戦をしなくなる方向に働いてしまいます。
皆さんに対してこのべき思考をぶつけてくる人がいると思います。
ただ、彼らは新しい変化が怖いだけです。
新しいものが次々と現れてくる中で、それを受け入れると自分たちの人生を否定されたように感じています。
自分たちの人生を否定されないために、「常識」「普通」「レッテル」などを使って、これからの若い世代や挑戦し続ける人にストレスを与えます。
人はストレスを感じると勇気が出なくなります。
彼らはストレスやプレッシャーを与えて皆さんをコントロールしようとしています。
時代の変化にもついていけないし、新しいことができない人がいます。
このような人は、ヤフーコメントに夢中になって他人の足を引っ張ろうとしています。
ネット上の嫌な奴は実生活でも嫌な奴である可能性が高いです。
アメリカ陸軍も採用している勇気を出す方法
勇気に関する研究はたくさんあります。
どうすれば多くの人が思うようなリスクを取れたり、勇気ある行動を取れるのかということについて研究している人は結構います。
そんな中でも、今回はアメリカの陸軍でも採用されている勇気を出す方法についてです。
軍隊になってくると当然ですが命が関わってきます。 そんな命が関わる状況においても勇気を出す方法ということですから、人間にとって最も強い勇気を出す方法と言えます。
彼らがどのようにして勇気を奮い立たせているのかということを調べてみると、興味深いことが見えてきます。
これは日本とは違うところでもありますが、アメリカでは軍隊や国の機関であっても科学的な知見がしっかり取り入れられています。
例えば、軍隊であれば、悲惨な状況を目の当たりにしてトラウマを抱えて国に帰ってくる人もいます。 そのような人に向けてメンタルを改善するプログラムも結構使われています。
大事なのは、自分が何を手に入れるために戦っているのかということを明確化することだと思います。
リスクと向き合えないとか、勇気を出せないという人もいると思います。 自分の人生の中で大きな挑戦はできないという人もいるでしょうが、それがどのようなことが原因になっているのかということが明確になれば、そこから具体的に前に進んでいくことができると思います。
勇気ある行動と言われても、人それぞれ様々な考え方があります。 人によっては、自分が信じたことを貫くことと考える人もいますし、みんなが否定しているものをあえて踏み込んでリスクを取ることと考える人もいます。 人によって考え方が違う部分があるので、「勇気」は定義するのが難しいです。
そんな様々な「勇気」がある中、自分に必要な勇気を見つけたり、足りない勇気に気づいていただける内容になるかと思います。
それを見つけて補っていただけると、皆さんの勇気はブーストしていくと思います。
自分は他人の意見も気にしないし、リスクも取れるし勇気がある方だと思っている人もいるでしょうが、本当の勇気とは何なのかということを知ってください。
ポイント1:経験に対する寛容さ
勇気がある人は創造力がある人です。
いいアイデアを作るためには、ひとつのことに集中するのではなく、一見無駄だと思えることに対しても思考を巡らせる拡散的思考が必要になります。 無駄に感じるような時間に対しても心をオープンにしてもらい、自分の思考を広げていかなくてはなりません。
この拡散的思考と創造性の高さが上がれば上がるほど、自分の無駄に思えるような経験や行動に対しても寛容になれて、経験に対する寛容さを持つことができます。
人間は自分の知っているものばかりを認めるようになってしまいます。 冷静に考えると、これは勇気ではありません。
勇気がある人は自分が認められないものに対してもオープンに心を開いて受け止めます。 その受けたものが、仮に自分の今までの人生の中での経験を否定するものであったとしても、それを受け入れることができるかどうかということが重要になります。
ないものを受け入れる勇気です。 このないものを受け入れる勇気とは創造力です。
創造力のない大多数の人が否定するものに対して、自分の創造力によって可能性を見いだす人が勇気がある人です。 勇気がある人は無謀に手を出したり余計なリスクを取っているわけではなく、周りの誰もが否定していても、その可能性やメリットに気づく人です。
つまり、勇気とは「気づくこと」です。
気づくためには、普段から様々な可能性に目を向ける必要があります。 そのために必要なのが創造力です。
勇気を持つためには創造力を高めて人生の選択肢を広げる必要があります。 選択肢をたくさん持っている人は、自分の外側からもたらされる多くの人が否定することに対しても興味を持つことができます。
ですから、創造性やクリエイティビティを高めていかないと勇気を持つことはできません。 自分が想像できない未来を受け入れることができる人はほとんどいません。 経験に対する寛容さが重要になります。
人は年齢を重ねる度に、自分とは違う経験や考えを受け入れられなくなります。 普段から創造性を鍛えることで、自分とは違う価値観や新しいものを受け入れる力を養っておいてください。 自分に思いつかないアイデアに普段からどれぐらい向き合っているかです。
ポイント2:誠実性の高さ
勇気を出すために必要な特性として、誠実性の高さもあります。
勇気は自分の内側から湧いてくるものだと考えている人が多いと思います。 確かに、勇気を出せるかどうかは、その半分ぐらいは生まれもったもので決まりますが、残り半分は「義務感」で決まります。
自分以外の人間からどれくらい義務感を感じるかということが重要なポイントになります。
例えば、皆さんも誰にも伝えることなく自分だけでダイエットをしようとすると、ついつい誘惑に負けたり挫折してしまいがちだと思いますが、自分が本当に尊敬している人や一番大切な人と約束したら、そこに責任や義務感が生まれると思います。
自分だけであればいくらでも先延ばしすることができますが、尊敬している人との約束があったり、大切な人と一緒に取り組んでいるとなると、それを行うしかなくなります。
これが義務感です。
誠実性が高い人は、自分に対しても他人に対しても義務感を感じやすい人です。 自分をちゃんと保たなくてはならないという義務感もあれば、他人との約束は守らなくてはならないという義務感もあります。
この義務感があればあるほど、人はくじけそうになった時にも勇気を発揮することができます。 辛い状況に陥ったとしても勇気を出して乗り越える確率が高くなります。
誠実性が高い人は、人と関われば関わるほど自分と相手との間に義務感を感じるようになります。 その結果、自分をコントロールすることができて勇気を出すことができます。
ポイント3:コア・バリュー(核となる自己評価)
自分をどう評価するかということは、勇気を作り出すために重要なことです。
皆さんは、嫌なことがあった時にそれを自分のせいだと思いますか? それとも、環境や周りのせいだと思いますか?
どちらかだけということはないでしょうが、多くの人は嫌なことがあった時に、自分のせいだと考える前に他人のせいを疑います。
少し相手の態度が悪かったら、嫌われてしまったのではないかと疑い、仕事がうまくいかなかったら、上司の伝え方が悪かったのではないかと疑います。
この良いことが起きたり悪いことが起きた時に、その責任をどこに置くかということを統制の所在と言います。
良い事が起きたり悪いことが起きた時に、その責任や原因を自分の内側に置く人もいれば自分の外側に置く人もいます。
この特性がかなり重要で、自分がその状況をどうにかできると思えるかどうかが核となる自己評価です。
短期的にみると、他人に責任を押し付けることができる人の方が楽に生きることができます。
ですが、勇気を持って戦うためには長期的な視点が重要になります。 勇気を持って行動した結果うまくいかなかった時に、それを改善していくことができるのは統制の所在が内側にある人だけです。
自分のせいだと考えると、自分を責めたり最初は辛いかもしれません。 ですが、自分が悪かったのであれば、自分を改善すれば未来は変わります。 だから勇気を出すことができます。
全てが自分のせいではないとしても、自分で改善できるポイントに目を向けることができるかどうかです。 自分を責めたとしても、それを乗り越えることができれば、改善することで開ける未来が見えます。
ですが、統制の所在が外部にある人は、自分が本当に向き合わなければならない問題を他人のせいにしてしまいます。 この人は他人が変わるまで変わりません。 他人に人生をコントロールされています。
統制の所在が自分の内側にある人は、自分を改善すれば未来は変わると思えるようになります。 それを積み重ねていけば勇気を持てるようになります。 自分が行動すれば未来が変わると思えるわけです。
自分を責めるのは良いことではありません。 自分を責めるのではなく自分に起きた結果を受け止めて、その中で自分がコントロールできるところに目を向けてください。 自分がコントロールできるものとできないものを見極めることができれば、自分を改善して人生を変えていくことができます。
世の中では自分でコントロールできないところに対して文句を言ったり批判している人が大勢います。
自分の生まれや置かれた状況を嘆いてばかりで行動できない人もいます。
ですが、同じような苦しい過去や状況があったとしても、そこにどう向き合うかで人生は変わります。
ポイント4:自己効力感
自分の望む未来や結果を、自分の能力でどれぐらい手に入れることができると思っているかです。
やればできる感覚が勇気を出すためには必要です。
当然ですが、自分が行動してもうまくいかない気がすると行動なんてできません。
自己効力感を高めるためには、どんなものでも構いませんので何かしらの専門的なスキルを習得してみてください。
自分はそれについての専門家だと言い切れたり、自分を表現できるようなスキルを持っているかどうかが重要です。
自分を表現する際にアピールできるスキルや技術がないのであれば、勇気を出して行動するために、まずはそこから始めてみるのもいいと思います。
もちろんスキルや技術がないからダメということではありません。
今現在の自分の置かれた状況や問題点、何かしらの苦難を違う形に再解釈できるかどうかも重要になってきます。
特に専門的なスキルがなくても、何とかなるだろうと考え行動できる人もいます。
例えば、心理学の知識があるから、何かしら問題やトラブルが起きても、とりあえず対応策を考えることができるだろうと考えることができる人もいれば、特にその根拠はなくても同じように行動できる人もいます。
このように考えることができる人は、自分の置かれた状況や課題に対して、異なる目線で見ることができる人です。
例えば、借金10億円を抱えて人生終了だと考える人もいれば、それを違う目線で見て、逆に考えると10億円も借りることができる信用があるわけだから、それだけの信用を使って別のことができるのではないかと考えられる人もいるわけです。
人は行き詰まることもあります。
その状況を再解釈できるかどうかです。
自信を持って自分をアピールできるスキルや技術を身に付けること、そして、自分の置かれた状況を再解釈すること、この2つが重要になります。
要するに、物事に挑戦したり、逆境に直面したときには、それを乗り越えることができるだけのスキルを持っていると思えるか、あるいは、その状況を再解釈して前に進むことができるかです。
このどちらかで自己効力感は高まります。
どちらかといえば、何かしらのスキルを高める方が考え方も変わります。
それを続けていると目の前の問題も再解釈できるようになります。
目の前の問題や状況を自分なりの言葉で解釈できるかどうかで、自己効力感は変わってきます。
問題が起きて突破できなかったり、解決策を見出せなかったりしたときに、自分を無駄に責めてしまったり卑下してしまう人もいます。
自分が悪いのではなく、その状況や問題に今の自分の考え方が合っていないだけです。
違う考え方を見つけられればそれでいいだけです。
ところが、ほとんどの人が自分の過去の成功体験や失敗体験にとらわれて、同じ目線で見てしまいます。
そのために必要なのが専門的なスキルとクリティカルシンキングです。
想像力や発想力を鍛えることが大事です。
自分が今まで絶対に付き合わなかった人にも会って話をしてみたり、今までやりたいけれどやってこなかったスキルや技術を身に付けてみてください。
順番としてはまずはスキルを身に付けてから発想力を身に付けてください。
どんなに良いアイデアが生まれたり素晴らしい発想力を身に付けたとしても、スキルがなければそれを形にすることができません。
アイデアだけでは無価値です。
行動してそれを形にした人だけが利益を得ることができます。
思いつくだけでは何の意味もありません。
どんなものでも構いません。
まずは何かしらのスキルを手に入れてみてください。
仮にそれによって成果が出なかったとしても、そのスキルによって自分という人間を評価できて、やればできる感覚が生まれて次のスキルがついてきます。
それと同時に、突飛なアイデアを表現しても周りは受け入れてくれると感じられるようになると、自分は人と違っても問題ないという感覚が生まれ、これも自分の自信につながります。
つまり、スキルは次のスキルにつながり、アイデアは次のアイデアにつながります。
これが成功につながります。
他人と違うことをやって認められたら、その成功が次の成功につながります。
目の前の問題を乗り越えたり、今皆さんがしていることをどうすれば効率化できるかを考えることも重要ですが、本来は次のどんなことにつながるのかを考えることが重要です。
スキルは次のスキルに、アイデアは次のアイデアにつなげていきましょう。
スキルを身に付けて次のスキルをまた身に付けようと思うと、どうしても時間が必要です。
アイデアも同じで、アイデアが出るのは一瞬だったとしても、それを出せるようになるまでは時間がかかります。
ですから、スキルもアイデアも同時に育てるものだと考えてください。
自分のスキルがまだ熟さないうちは、アイデアが支えてくれます。
アイデアが出ない時はスキルが支えてくれます。
人が稼ぎ続けるためにはスキルとアイデアを交互に使う必要があります。
スキルを身に付けて稼げるようになったら、その間にアイデアに自分のリソースを投資することができるようになります。
そのアイデアが形になり走り始めたら、そのアイデアが稼げなくなったら、どんなスキルが自分を助けてくれるだろうかと考え学びます。
これは個人のビジネスだけでなく企業でも一緒です。
1つの成功が形になったときに、次を考えてアイデアを練ることができるかどうかです。
勇気とは、自分が恐れて不安に感じるところを支えてくれる何かを作ることです。
スキルを身につければ他人に何を言われても自分に自信を持つことができます。
そのスキルが必要とされなくなる前に、次のアイデアを考えます。
そのアイデアが形になり評価されたら次のスキルを考えます。
どうすればそれを継続できるのかを考えることが勇気につながります。
勇気とは無謀なものではありません。
計画的かつ戦略的な生き方が勇気につながります。
それこそが決して奪われることがない僕たちの大切な資産になります。
ポイント5:手段効力
手段効力とは、自分が目の前のタスクをこなすために必要なツールや知識など必要なリソースを持っている感覚のことです。
目の前のことに勇気を出して取り組むためには、やればできるという感覚だけでなく、自分がそれをやるためのスキルやツールを持っているという感覚も重要になります。
この手段を自分が持っている感覚を得るために、多くの人が資格をとったり何かしらのお墨付きをもらおうとします。 手段効力を高めるためには、もちろん新しいスキルを身につけてもいいですが、それよりも自分が使い込んだツールに注目した方がいいです。
そのツールを使いこなすことによって、自分の知識や経験やツールが効果があると自信を持つことができるようになります。
目の前に難しい課題や問題があったとします。
それを大きくざっくりと捉えてしまうと、難しさや恐ろしさばかりを感じてしまいます。
ですが、実際には注意深く観察すると、確かに難しいところがあったとしても、自分でなんとかなる気がする部分もあったりします。
多くの人は怖いものや勇気が必要なものに目を向けません。
見て見ぬふりをしようとしてしまいますが、より細かく見ていけば手段効力を発揮することができます。
例えば、部分的には自分で解決できる部分があるのであれば、今の自分では対応できないところを助けてくれる人を探すこともできます。
すべてを自分でこなす必要はありません。
すべてを自分でこなすことができる人なんてそういません。
一部だけでも自分でできれば構いません。
その一部を見つけることができるかどうかが重要です。
世の中にはこの自分でできる一部分を理解している人と理解していない人がいます。
多くの人は自分が何ができるか理解していません。
しかも、多くの人は自分が全部できる人だと見せたいので、自分ができないことをわかっていない人も多いです。
手段効力の考え方を持っていると、誰を仲間にすればいいかもわかります。
自分が何をやればいいかもわかるので、無理にリスクを取りすぎたり責任を抱える必要がなくなります。
だからこそ勇気を持てるわけです。
例えば、コンサルタントの仕事がしたいとして、コンサルタントがどんなことを勉強するのかを調べて、スキルを身に付けようとする人もいます。
ですが、手段効力の考え方を持つと、コンサルタントだけがコンサルティングの仕事をできるわけではないと考えることができます。
コンサルタントがしている仕事は、どんなタスクを解決することなのかを調べると、企業を良くすることや組織を動かすことなどが中心です。
これについてDaiGo師匠は、コンサルタントの仕事がしたいと思った当時、これらは自分が持っているツールで解決することができる問題だと考えました。
当時から既に身に付けていた心理学の知識で解決できる問題がほとんどでした。
当時は、その問題が心理学で解決できる問題かどうかが仕事を受ける基準でした。
その答えがYesであれば、手段効力としてタスクをこなすための必要なツールを持っているということです。
自分は人間の心理に関するタスクをこなすために必要な心理学の知識を持っている信念を持つことができて、テレビ業界をやめてコンサルタントの仕事なんてしたことがないのに、自信を持って仕事を受けることができました。
手段効力は皆さんにとっても大切です。
皆さんが今もっている特定のツールや、これから身に付けるスキルが、どんな特定のタスクをこなすために活かすことができるのかを考えると勇気が湧いてきます。
与えられた仕事だけに目を向けていると、自分のできないことばかりに意識が向いてしまいます。
そうではなく必要なツールから考えていただけると、自分にできることは意外と多いということに気づきます。
できることの幅が広がり勇気を持つことができます。
瞑想でも断食でも、HIITでも続けていれば必ず成果が出ます。
1つでもうまくいくツールを見つけることができれば、人はやればできるという感覚が強くなります。
まずは自分のツールを1つ決めます。
ゴッホであれば、黄色の使い方が上手だということがあったので、黄色の絵の具を使うとどこかのタイミングで決めたのだと思います。
そのツールを様々なタスクに対して使っていきます。
どんな問題を解決できるのかが見えてきます。
DaiGo師匠の場合は、心理学の知識を様々な分野に使ってみましたが、ビジネスの世界で使うのが最もうまくいったと感じました。
使えば使うほど心理学の知識に自信を持つことができるようになりました。
皆さんも自分のツールを1つ決めて使い続けてみてください。
ある程度使い続けていると効果を実感できて、最悪のことがあったとしても、そのツールを使って突破することができると考えることができるようになります。
それによって最強の手段効力を得ることができます。
ポイント6 :状態の希望
目の前にやらなければならないことやタスクがある時に、それを自分が実行可能なものだと信じて、それを実行する必要がある時には実行するための方法を見出せるに違いないとと思える信念のことです。
これは成長マインドセットに近い考え方ですが、ただそれをやればできるという感覚ではなく、必要であればそれをやることもできるし、困難にぶつかっても乗り越えることができる方法を見つけられるという感覚です。
例えば、仕事で自分が一度もしたことがないタスクを任せられたとしたら、自分が一度もしたことがないことだからと不安を抱えて手をつけられない状態になるのは状態の希望がないということです。
逆に、それをしたことがないけれど、なんとなく今までしてきた近い仕事を思い浮かべながら、多分やればなんとかなるだろうと考えることができるのは、状態の希望があるということです。
できないことやわからないことがあっても、誰に聞けばいいとか、なんとなく解決の糸口を思い浮かべることができます。
これは生まれつきの要素のように思われがちですが、認知行動療法によって高めることができます。
目の前のできるかどうかはわからないけれど、物理的に絶対に不可能ではない問題に向き合ったときに、状態の希望を持っていない人は、自分にとってできないところばかりに目が向いてしまいます。
その助けになる方法や経験、困った時に助けてくれる人などを思い浮かべることができるかどうかです。
つまり、状態の希望は、統制の所在と同じように、自分の認知を変えて帰属を変えることができれば、誰でも手にすることができるものです。
勇気がある人は、自分の勇気が報われるようになる状況や状態を見つけることができる人です。
勇気が出せない人の中には、勇気を出そうと思えば出すことはできるけれど、それは今ではないと考えてしまう人もいます。
勇気は使えば使うほど発揮しやすくなるものです。
先延ばしせず勇気を出せるようになるためには、先延ばし対策も効果があると思います。
勇気を出したりリスクを取って成功した人はたくさんいますが、努力は成功するためのものではありません。
仕事でもスポーツでもどんなものでも同じですが、努力している間は楽しさを感じることができます。
皆さんも感じたことはあると思いますが、スポーツでもどんなことでも、何度も何度も失敗してうまくいかないことが、うまくいった時の気持ちの良さや感動はとても大きいものです。
できなかったことができるようになる感覚は、僕たちの人生に大きな喜びをもたらしてくれます。
それは成長と呼ばれますが、人間の本能に刻まれた感覚です。
成長や進歩が人間のモチベーションを作り出してくれます。
それが小さな成長であっても、努力する人生の方が絶対に楽しいのは間違いありません。
それが経済的に報われたり誰からも見てわかる成功でなければ、そもそも努力する意味はないという考え方は間違っています。
自分の成長や進歩に目を向けることができなければ、勇気を出すことができなくなり変化も受け入れることができず、日本のように30年間も停滞し続けることになってしまいます。
皆さんにも日本にも素晴らしいものがたくさんあります。 努力は報われなかったとしても、人生を楽しくしてくれるものです。
人生を楽しくして勇気を出して向き合いたいという方は、ぜひ続きもチェックしてみてください。