閉じる
閉じる
×
戦後組織の変遷1-4◎「強さ」を目指す第二世代組織論
戦後社会の目的を達成しながら、更に発展した企業がないわけではない。それはステージを変えたのである。もういちど繰り返す。戦後日本の企業は、敗戦の無の状態に、あらたな生産構造を建立しようという目的の下に発生し、成長してきた。それは経営者であろうと労働者であろうと、日本の国内に生きる生活者すべての想いであり、企業経営者と国家の官僚たちも、同質の想いを共有出来ていた。それが高度成長の終焉と同時に、目的喪失の時代に突入する。
トヨタ自動車、松下電器産業、ソニー、キャノンなど、現在も発展・成長している企業を見れば分かるように、彼らの組織論はすでに日本国内の豊かさだけを目的としていない。高度成長以後にスタートし、80年代に本格的な展開する日本企業のグローバル化は、もはや戦後社会の組織論とは違ってきている。苛烈なリストラや社内合理化は、日本を豊かに
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。
入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。
橘川幸夫放送局通信
更新頻度:
不定期
最終更新日:2015-03-24 09:21
チャンネル月額:
¥110
(税込)
ニコニコポイントで購入
この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。