• このエントリーをはてなブックマークに追加
戦後組織の変遷5◎戦後民主主義
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

戦後組織の変遷5◎戦後民主主義

2012-10-03 17:49
    戦後組織の変遷5◎戦後民主主義

     第一世代組織が腐敗したのは、組織の成立目的と、時代の変化による「社会の目的」が不一致になってきたからである。戦後社会が、流通のシクミを複雑多岐にして、間にピンハネを行う中間業者を増やしてきたのも、それは「社会の全ての人が豊かになる」ことを目的とした社会組織論の流れの中では、ある意味、当然のことであった。一部の人間だけではなく、全ての人に、それなりの豊かさを分配はようというのが、戦後民主主義の基本的な考え方でもあった。日本に導入された資本主義は、単なる個人のアメリカンドリームを夢見ることではなく、社会全体が豊かになるという、コミュニティ型の資本主義であった。企業というコミュニティが相互に調整しながら共存する「業界」という、日本型のソシュアル・コミュニティを成立させた。企業は「家」であり、業界とは「村」であった。

     戦後社会は、資本家と労働者の苛烈な戦いの歴史
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    入会して購読

    チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。

    入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

    ブログイメージ
    橘川幸夫放送局通信
    更新頻度: 不定期
    最終更新日:2015-03-24 09:21
    チャンネル月額: ¥110 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    ニコニコポイントで購入

    この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。