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※無料記事【ミカド店長イケダミノロックの業務日誌】exA戦記(その2/プロモーションについて)

2019-11-19 12:00
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 ども! イケダミノロックです!

 いよいよ稼働日が決まり、ゲーセンでの稼働が秒読みになったexA基板と『アカとブルー タイプレボリューション』! 基板発売までの苦労話はタノシマスさんの年末トークライブほか、今後のメディア露出で追々語られるはずなので、今回は「プロモーション」のお話をしようと思う。

 みなさんはゲームが発売される際の「プロモーション」と聞いてどんな事柄を想像します? タレントを起用したTVCM? 雑誌メディアへの広告出稿? 駅などの看板広告出稿? 発売記念トークライブなどのイベント?

 2019年現在のプロモーションは山手線や新幹線車両をペイントしたり、渋谷や新宿の街灯全てに告知がついたりと、ゲームに限らず、その方法は多種多様だ。

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 一般的にゲームメーカーは売り出すゲームソフトに対し、目標売上や予想売上などから試算した「宣伝広告費」という予算を捻出し、前述したさまざまな広告展開を実施していく。宣伝広告費は企業の節税における重要な経理上科目でもあるため、捻出した予算は盛大に使っていくほうがよいのだ。

 しかし、exA基板の開発・発売元のショーミーホールディングス社も、『アカとブルー タイプレボリューション』開発元のタノシマス社もベンチャー企業ゆえ、プロモーションにかける「種銭」をそもそも持ち合わせていない。さらに2019年にアーケードゲーム基板をリリースするということに対し「売上予想が立てようがない」。つまり、これがゲーセンからビデオゲームジャンルが消えた(※ゲームメーカーがビデオゲームをゲーセン用に開発しなくなった)最たる理由となるのだが、それはさておき。

 つまりexA基板も『アカとブルー タイプレボリューション』も、プロモーションに掛けるお金は0円だ! 貧乏臭いと笑うゲームファンもいるかもしれないが、笑えばいいさ! なぜなら我々「チームタイプR」としては、ない袖は振れないし、そんなことで借金したら元も子もない。優先事項はゲームをリリースすることなのだ。

 とはいえ、プロモーションは絶対に必要だ。『アカとブルー タイプレボリューション』は俺自身のひいき目をのぞいても素晴らしいシューティングゲームだし、exA基板のオペレーター目線の各種機能と将来性は、絶対に業界に対し必要な存在になると確信している。しかし、そんな良いものを作っていても、業界内外の多くの方に周知してもらえなければまったく意味がない。そもそも我々は『ゼルダの伝説』や『スーパーマリオ』みたいな「ネームバリュー」や「ネシカをはじめとする実績あるアーケードゲームのシステム」と比較したら完全に「恐竜vs蟻」みたいな話で、そもそも勝負にならない存在なのだ。

 しかし「チームタイプR」は勝負にならないからこそ燃えてくる連中だ。勝負に負けても相手に致命傷を与えたアリキックが大好きなのだ。やってやんよ、0円プロモーション!! 次回以降、俺たちの具体的な行動を記していくつもりだ。

(続く)
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