今回はWebサイトやアプリなど、利用者に対してサービスを提供する中でユーザがストレスを感じる項目について考えてみたいと思います。コンサルティングなどで依頼されるのですが、多くの場合答えは決まっていたりするものです。

なお、Webとアプリで共通するような動きを求める傾向がありますが(Webでぬるぬるした動きなど)、多くの場合Webサイトにおける訪問者は動きよりも適切、かつ高速な表示の方がストレスが少ないという傾向があったりします。

表示が遅い

最もやってはいけない問題です。表示に7秒以上かかると離脱するとよく言われますが、今はデスクトップであれば3秒程度でもストレスを感じるでしょう。モバイルでユーザ自身が襲い回線だと感じている場合でも10秒かかるとストレスを感じます。

Ajaxの場合、転送中はローディングが出せるのでストレスが低いと思われがちですが、実際にはローディングアイコンが長い間表示されている方がストレスが強く感じたりしますので注意が必要です。

画像でコンテンツの高さがずれる

特に広告バナーでDOMの高さが変わるのは問題です。予め画像の高さを決めておけば済む問題なのですが、それを省くと読み込まれる度にコンテンツの高さがガクガクと動きます。これは特にスマートフォンでは強いストレスを感じます。

防ぐ方法としては画像の高さを定めておく他、data-URIでデータを渡してしまうと言う方法もあります。画像は非同期で読み込まれるため、ユーザのネットワーク環境によって表示状態が変わるのを把握しておかなければいけません。