ここ数年、定期的にアジャイルは死んだというエントリーが出ます。それに合わせて注目されてるようになっているのがDevOpsです。
これらは本当に言葉遊びでしかなく、名称や形から入ったところで組織の生産性が大きく変わったり、劇的に開発スピードがアップするわけではありません。むしろ形から入ったところは失敗することでしょう。
そこで、なぜ皆さんの組織でアジャイルやDevOpsが失敗するのか考えてみたいと思います。
振り返りをしない
アジャイルではスプリントの最後に振り返りを行います。もちろん、皆さんの組織でも振り返りをしている!というところはあるでしょう。しかし、それが次にどう活かされるのかが重要です。ただ振り返るだけでは意味がありません。
良いところをがあれば明文化した上で次のスプリントから取り入れたり、悪いところは改善して同じ轍を踏まないようにチーム全体で共有しなければなりません。特にユースケースの軽重を見誤っていた場合は今後続くタスクに対して再見積もりが必要になることでしょう。多くの場合、何ができたか、何ができなかったという結果の確認だけで、次に活かされることが少ないようです。
タスクが疎結合になっていない
DevOpsは開発者と運営者がスモールチームになって進めるなどと言います。しかしタスクに関わる人員がスモールチーム外であったり、タスク自体がスモールチームの中で密結合になっていて、誰が状況を把握できているのか分からなくなることがあります。特にスモールチームであれば細かい管理は不要だと考え、ステータスや責任者がいないなどということもあります。
各タスクは明確に属人化し、他のタスクと明確に切り分けるようにしましょう。