孫武の書いた兵法書、孫子は有名な書です。最初のフレーズ「孫子曰く、兵とは国の大事なり」は大抵の人が知っているのではないでしょうか。しかし実際に内容としてどんなことが書いてあるのかを知らない人は多いかと思います。
孫子は基本的に兵法なので、戦に勝つための話が書いてあります。これはさすがにエンジニアにはそぐわないと思います。そこで、プロジェクト管理に置き換えて、孫子の内容をいかに役立てられるかを紹介します。
戦いははじまる前から結果が決まっている
孫子で何度も語られるのが情報戦の重要さです。ただ力に言わせて闇雲に戦いを挑むのは賢いとは言えません。間違いなく勝てる立場、状況を作ってはじめて戦うことで常勝を成し遂げられるのです。
プロジェクトにおいてもただマンパワーをつぎ込んだり、残業で乗り切れば良いというものではありません。事前の情報収集であったり、達成するための設計があってはじめてスムーズなプロジェクト完遂が実現できるのです。