今回のテーマはWebメーラーです。個人的にはローカルのメールアプリケーションは何年も使わなくなっています。Webメーラーで十分使えています。ネットワークが完全にない場合は閲覧できませんが、今日において全くネットワークがない状況で1日以上過ごすことのが少ないのではないでしょうか。
ということでWebメーラーを、特に企業において使っていくのをお勧めする内容になっています。インシデントや誤配などが起きる前にぜひ後半にあるようなソフトウェアを試してみてください。
要点
機密データ
メールは機密データであることを考えると、ローカルにデータがあると危険であると言えます。通常、メーラーの起動時にパスワードを求めるようなことはないので、暗号化されていない状態で保存されていると言えます。
データ容量
かつてはHDDで大容量化が進んでいたため、メールが多少大きくても問題ありませんでしたが、SSDの時代になってまた容量が低減した中では添付が数多くやり取りされるビジネスメールの蓄積は負担が大きくなっています。
とは言え簡単に削除することもできないので、バックアップをとってから削除などすると過去メールの検索がうまく行えずかえって不便になったりもします。
OS
WindowsであればOutlookやBeckyなどの優秀なメーラーがありますが、OSを乗り換えたりするとクライアントソフトウェアも変えなければなりません。使い勝手が違うと途端に作業効率が落ちてしまうものです。
Webベースであればブラウザさえあれば変わらず利用できるという利点があります。さらにデータ移行の手間もありません。
HTML5
かつてのWebメーラーはクリックが多く、使い勝手がよくありませんでしたがGmailがAjaxを多用してからというもの操作性がどんどん向上しています。その流れで最近ではHTML5が用いられるようになっています。
例えばGmailではドラッグ&ドロップによるファイルアップロードに加えて、オフラインアクセスも使われています。他のWebメーラーについてもそれに負けじと機能追加がされています。
インストール不要/データ管理
当たり前ですがWebアプリケーションであればインストール不要で使えます。さらにデータ管理についてもサーバ側で一元的にまとめられます。これらの利点は企業内において大きいのではないでしょうか。
オフィスファイルやPDFのようなローカルアプリケーションによる編集が伴うフォーマットはともかく、メールは閲覧や作成ができれば良いので、ローカルで個々人にインストールや作業するよりも、サーバサイドでまとめた方がセキュリティ的にも安心できるはずです。
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