今回はプロジェクト管理がテーマです。GUIからWebベース、ごく小規模なスモールチームからエンタープライズまで数多くのプロジェクト管理が存在します。さらにウォーターフォールやアジャイル、リーンなどプロジェクト形態も増えていく中で、どういった選択肢を考えるべきなのかまとめてみました。
要点
基本はタスク管理
プロジェクト管理は色々機能があると思うのですが、肝になるのはタスク管理だと思います。某プロジェクト管理システムは多くの機能を備えていますが、使われていないものが殆どだと言われています。
まずタスク管理をきちんと行えるようになった上で、次の機能を使うようにすべきです。いきなり全てを使いこなそうとしても管理工数が膨大に増えるために早々に破綻してしまうでしょう。
複数プロジェクト対応
企業において、一つのプロジェクトしか稼働していないというケースは多くないと思います。むしろ複数プロジェクトに参加しているのが基本ではないでしょうか。そのため複数のプロジェクトを管理し、横断的にデータが見られるものを選択すべきです。
そのためWebサービスにおいてプロジェクト数で価格の変わるものは個人的にはお勧めしていません。もっとダイナミックにプロジェクトを作成し、ステータスを管理して終わったら終了にするくらいのシンプルさで良いのではないでしょうか。
なるべく機能を少なめに
機能が多い=良いことであるかのように考えるとプロジェクト管理は大抵破綻します。使わなければ良いだけという考えも大抵失敗します。表面上にあるだけで、それは負荷を増やす要因になると言えます。
まず最低限としてタスク管理があり、その上で本当に必要なものだけ追加していけるのが良いでしょう。プロジェクト管理以外にも既にスケジューラーがあったり、メールやチャットを使っているケースは多いので、そういったものと重複しない注意が必要です。
進捗が見やすいもの
逆に必須なのが進捗が見やすいことです。プロジェクト管理の目的はプロジェクト管理を運用することではなく、開発が円滑に進んでいることを確認し、問題を早期発見できる点にあります。そのために必要なのは、状況が可視化されて問題も把握できるようになっている必要があります。
リポジトリと連動
プロジェクト管理の難点はとにかく管理工数、運用工数が増えます。プログラマに日々の状況を入力してもらうだけでも大きな負担になるはずです。そこで考えてみたいのがリポジトリと連携する形での運用です。
プロジェクト管理にはリポジトリビューワーが入っていますが、そのログから状況が読み取れれば工数入力の手間は軽減されるかも知れません。