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記事 3件
  • M.S.S.Planet ~古に伝わりし勇者たち~ 1章【究極プラネット編】第3話

    2014-01-20 17:00  
    空飛ぶ車に乗って、謎の武器屋から『究極勇者大会』が開催されるコロシアムへと向かう俺とカイン。コロシアムはビルが浮き並ぶ都会の街から、少し離れた場所にあった。「ドン!」という効果音が付きそうなほど大きいコロシアムは、多少の加工はされているが、俺が元いた世界でも存在していた古代ローマの円形闘技場と同じもののようだ。
    思いのほか移動時間がかかったため、コロシアムに辿り着いた頃にはすっかり夜になっていた。ゲームの世界に飛ばされてからまだ一日も経っていないというのに、俺の心はすっかりこの世界になじんでしまったようだ。これもゲーム脳というやつだろうか?
    とりあえずコロシアムの入口にある狭そうなカウンターで暇そうに突っ立っている受付嬢を見つけたので、『究極勇者大会』の受付を済ませることにした。未来の世界だけど、こういう手続きはタッチパネルとかじゃないのか……。意外と作り込まれてないなぁと思う。
    「すみま
  • M.S.S.Planet ~古に伝わりし勇者たち~ 1章【究極プラネット編】第2話

    2014-01-13 16:00  
    改めて状況や記憶を整理してみても、この世界の異常さは変わらない。
    見たこともない空飛ぶビルや瞬間移動並みの速さを持つエレベーター……明らかに俺が住んでいた世界よりも文明のレベルが進んでいる。
    もしかしてあのゲームを起動した後、未来にタイムスリップでもしちまったのか? 現代でもろくな生き方をしていなかったのに、未来でなんて頑張っていける気がしないぜ……。
    唯一の救いは、この世界の文字が読める事だ。言葉が通じるなら、この訳の分からない世界でも希望が持てる! そう自分に言い聞かせて、とりあえず人が居そうな場所に移動してみる事にした。この展望台から少し離れているが、人が群がっている場所を見つけたので、そこに行ってみよう。もしかしたら、そこにいるのは人間ではなく、エイリアンかも? と少しわくわくしてきた。
    乗ってきた高速のエレベーターで下り、人影があった場所へ向かうため公園を出る。公園を出ると、改め
  • M.S.S.Planet ~古に伝わりし勇者たち~ 1章【究極プラネット編】第1話

    2014-01-06 17:00  
    俺はちりちりと焼け付くような緊張感を感じ、身をよじる。途端、全身に痛みが走った。何故か身体中が痛い。今まで体験した事の無いような痛みだ。少し唸りながら力を振り絞り、右目だけわずかに開く。
     
    ここは……どこだ?
     
    これがゲームの世界なら俺の頭にはクエスチョンマークが二つ位並んでいたに違いない。右目から見えるのはこの世の終わり、または炎に包まれた〝地獄〟のような景色で、鎧を着た騎士とじいさん、直立してる猫、屈強な男が俺の周りを囲んでいた。突然の出来事に、何も思い出せない俺は右目だけきょろきょろさせる。
    「おい、大丈夫か? かなり傷が深いからな……治癒呪文も追いついていない……しかしこんな場所でのんびりする訳にもいかなさそうだ」
    そう騎士がぼやいた瞬間、真っ赤な空に数え切れないぐらいのドラゴンが猛スピードで飛んでいった。一瞬、全員空を見上げて構えたが、ドラゴンが去っていくと安堵の表情を見せた