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前回の「雲の味」に続いて、今日のおやつの時間も、京都「御菓子丸」の和菓子で一服。
今のように食が豊かでなかった古代、私たちの先祖はお腹がすくと、木の実や果物を採って空腹を満たしていました。そうして、主食でなく間食として食べられた甘みのあるものが「果子」と呼ばれ、少しずつ形を変えて、日本独自の和菓子文化が築かれていきました。
御菓子丸の「鉱物の実」には、こんな言葉が添えられています。
~和菓子のはじまりは木の実や果物と言われています。古代実った果物が化石になり、現代に届けられました。~
御菓子丸の「鉱物の実」
黒文字という枝の先に、琥珀製の甘い実が。琥珀は糸寒天と砂糖(てんさい糖)が材料の半生菓子。外はかりっとかたい歯触りで、中はゼリーのようにみずみずしく。鉱物の実は甘夏で色付けられ、光の粒のようにきらりと輝く詩的な姿。
窓辺に立ち、枝を空に掲げてみたり。かりっと響く音を静かに感じたり。一編の美しい詩を噛みしめるように、小さな和菓子に酔いしれました。
MYLOHASさん(@mylohas_official)が投稿した写真 - 2016 6月 10 11:00午後 PDT
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