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もっともシンプルな調味料であり、わたしたちの身体に欠かせない塩は、人間にとって生きる糧のようなもの。
久米島で作られる「月」の塩
古代より人類の歴史とともにあり、それは今でも変わりません。料理を作るときに不可欠であり、味の決め手となる存在です。最近は、世界中のじつに様々な塩が簡単に手に入るようになったので、キッチンにいくつもそろえて料理によって使い分けているという人もすくなくはいはず。最近見つけたすてきな塩が、久米島で作られている「満月の塩・新月の塩 くめじまマース」というものです。
満ち欠けで味が変わる不思議同じ塩田で作られている塩ですが、それぞれ満月のときと新月のとき、作る時期が異なります。見た目にはどちらかどっちだかわかりませんが、舌で味わうとはっきりと味が違うことがわかります。満月の塩のほうがまろやか、新月の塩のほうが鋭いような印象を受けましたが、人によって受ける印象も異なるのだとか。気候や体調によっても変わるそう。
この塩が気に入ったのは、味はもちろん、使い方にも色々と想像力がかきたてられるところ。満月のころは満月の塩、新月のころは新月の塩、そしてだんだんと月齢カレンダーに合わせてふたつの塩をミックスして使ってもいいし、シンプルに自分の身体が欲するように調合してもいいですね。
すこししか製造されていない希少な塩ですが、通販でも入手可能。気になる人はぜひお試しあれ。この「満月の塩」「新月の塩」を使うことで、きっと都会の生活でも今が月齢がどの位置にあるのか、自然と気にかけるようになると思います。
[くめじまマース]
photo by Thinkstock/Getty Images
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