こんにちは。栄養士&栄養カウンセラーの吉川圭美です。肌も体調も、気分上々な私は栄養でつくれる! もっと味方につけていきましょう。

今回はこの時期の不調、風邪をこじらせそうなときの助っ人「ビタミンC」について。

免疫力を高めてウイルスを撃退

気温差が激しいこの時期は体調を崩しがち。日ごろ忙しい人ならなおさらでしょう。朝起きたらのどがヒリヒリしたり、くしゃみが止まらなかったり......。こうした風邪の前兆は、早めにケアしておきたいものです。

そんなとき私がまず助けを求めるのが、ビタミンC体内でのウイルスの増殖を抑える「インターフェロン」を作るために欠かせない栄養素です。また、身体に入ってきた細菌を食べてやっつける「マクロファージ」を活性化。体内に侵入した細菌やウイルスの感染力を失わせるようはたらきます。

「風邪にはビタミンC」とは多くの人が知るところですが、しっかりとることでウイルス撃退できるのはもちろん、たとえかかったとしても被害を最小限でくい止めることができます。その力は、最近ではがん治療の現場でも用いられているほどです。

効率的にチャージ、サプリメントの力を借りる

ビタミンCは野菜や果物などに広く含まれていますが、私はサプリメントにも頼っています。というのも、ビタミンCは調理などで壊れやすいうえ、必要な量を食材のみでとるのは大変だと感じるからです。

のどに痛みを感じるときは、体調をみながらこまめに飲んでケア。すると私の場合、半日後ぐらいにはヒリヒリがやわらいでいることが多いです。ビタミンCの助けを借りはじめて3年ほど経ちますが、家族が風邪をこじらせていても、私のところまで回ってこないのは大助かり。栄養素はふだんから食べるものを通して身体に入れているものであり、風邪薬と違って眠くなりにくいところもいいなと感じています。

サプリメントを選ぶ際は、医薬品と同じくらいの基準(GMP基準または準拠)で作られたものを選ぶのがおすすめです。忙しい人ほど、風邪をこじらせるとつらいもの。ウイルスを寄せ付けない身体をキープして、機嫌よく毎日を送りたいものです。

>>「ポジティブ栄養学」をもっと読む

image via shutterstock

RSS情報:http://www.mylohas.net/2016/11/058511nutrition.html