クリスマスシーズンにヨーロッパを訪れると、楽しみなのがクリスマス一色に飾られた街並みの景色。ヨーロッパと一言でいっても言葉や文化、風習はそれぞれの国によって異なるので、クリスマスの楽しみ方もそれぞれです。 スペインのクリスマスの風物詩「ベレン」

スペインでクリスマスの装飾といえば「ベレン」。ベレンとは、イエス・キリストがベツレヘムの馬小屋で生まれたときの様子を人形などを使って再現した飾りつけのことで、イエスやマリアはもちろん羊や天使たちが並びます。

Isaac Mullorさん(@isaac_mullor)が投稿した写真 - 2016 12月 12 5:43午前 PST

今にも動きだしそうな人形たち

Turismo de La Puebla del Ríoさん(@turismodelapuebla)が投稿した写真 - 2016 12月 13 11:11午前 PST

細部までこだわりが

Diócesis de Palenciaさん(@iglesiapalencia)が投稿した写真 - 2016 12月 13 7:17午前 PST

青で統一されたものもすてき

P. Lunaさん(@lunatico79)が投稿した写真 - 2016 12月 13 7:09午前 PST

こちらはかわいらしい雰囲気

Sergio Quilez Nuñezさん(@sergioquilez21)が投稿した写真 - 2016 12月 12 11:22午前 PST

照明の演出でグッとクリスマスムードに

スペインの家庭ではクリスマスツリーよりもまずはベレンというほど人々にとって大切でなじみのあるものですが、家庭で飾るベレンはドールハウスのようなちいさなサイズ。毎年クリスマスシーズンになると目ぬき通りに大きなベレン市が立ち、ベレンを買い求める人々の姿でにぎわうのです。

子どもが生まれると、その子のためにベレンの飾りをすこしずつ買いそろえ、増やしていくというのが一般的。このベレンの買い物を楽しみにしている人も多いのです。そのため、クリスマス前に立つベレン市はスペイン人にとってお楽しみの恒例行事。クリスマスシーズンの風物詩のひとつと言えるものなのです。

街中もベレンでお祝いモード

もちろん教会でもベレンの飾りつけをするので、この時期は教会めぐりもいつも以上に楽しいはず。街を歩いていると、広場やデパート・銀行などの公共スペースにこのベレンが大きく飾られているのを目にします。こちらは、家で飾るようなちいさなものではなく、大きなスケールでイルミネーションも添えられた豪華なもの。中にはベツレヘムの街を再現した大掛かりなものもあり、見応えも満点です。

思わず足を止め眺める人々の表情は、みなクリスマスモードにあふれ、そんな様子を眺めていると旅行者である私たちもほっこりクリスマスをお祝いしたい気持ちになるものです。

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