誰の人生にだって、本当にいろんなことが起こります。良い時もあれば悲しい出来事があるのはあたりまえ、結婚生活だって例外ではありません。これからの人生の折り返し地点、私たちはどのような心構えをしていったら良いのでしょう? 

人生の大先輩である100歳以上の女性に、結婚の秘訣について、あるいは幸せや愛することの意味を聞いた動画『How to Be Happy, According to 100-Year-Olds』がグッときます。

人に優しくするのは基本的で最も大事なこと

人に親切にしてもらえば自分だって幸せだし、親切の「お返し」をすることが可能です。微笑みかけたり、人に優しくあることはとても簡単だと説く101歳のベティー。そして、そんな簡単なこともできないようないじわるな人が現れたとき、その場を立ち去るだけでいいと言います。経験に培われた余生術は「自分が嫌なことをしないこと」。常にハッピーでいられるように、状況によっては一歩を踏み出す勇気が大事だと言います。

離婚したことは、人生の中で一番いい決断だった。

(『How to Be Happy, According to 100-Year-Olds』より引用)

自分自身を愛することで満ち足りた人生を

人を愛することは素晴らしいもの。しかし結婚生活となると、女性にはそれ以上のものが求められます。家事をこなし、子どもを育てていく。自身が健康でいることはもとより家族の健康管理を行う。なおかつ夫婦関係を良好に持続していくために、自分が一歩下がらなくてはならない瞬間も。

でも細かいことをいちいち気にするのでなく、彼女たちのように「いい人生をおくっている」「私たちは本当に素敵なカップルだったの」と、あくまで自分を主体とした人生を歩むことのすばらしさを問いかけられているように思います。もうこの歳で結婚することは無いけれどもね、と断った上で「若い人に恋をすることはいい事よ」とアドバイスをくれるベティー。形はさまざまであれ、やはり自分が気にかけ、気にかけてくれる人の愛ある存在があってこそ、女性の人生は輝くのですね。

華奢な体つきと、暖かみのあるまなざしの中にある「悟り」を宿したような女性たち。可愛らしくて、まるで雰囲気は小さな子どもみたい。けれど発する言葉の一つひとつに大変な重みがあります。言っていることはシンプルだけれど、彼女たちが私たちの年齢だったころ、きっと時代はまるで違っていたはず。さまざまな苦労を乗り越えた経験こそが、彼女たちのハピネスに満ちた人生の土台となっている。その事実は私たちを勇気づけ、そして彼女たちのように素敵に歳を取りたいと思わせてくれるのです。

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