季節とともに生き、人との関わりを大切にした江戸っ子にならい、「一年を通じて楽しみながら江戸の美意識、暮らしの知恵を取り入れられるライフデザイン・ダイアリーを目指す」というコンセプトのもとつくられた「江戸帖」が、今年で8年目を迎えます。 ユーザー視点で制作されたデザインとコンテンツ

最新の2018年版は、これまでのアンケートを元に、ユーザーの声を取り入れ制作されたそうです。例えば、染呉服の老舗「竺仙」の浴衣の柄をモチーフとしたカバーデザイン。これまで3柄だったものを、「もう少し柄の種類があると良い」というユーザーの声を受けて、今回からオンラインショップ限定カバーとしてさらに3柄追加。「環(わ)つなぎ」「春のおとずれ」「流水に撫子(なでしこ)」の3種類に加え、「束ね熨斗(のし)」「波に千鳥」「矢鱈格子(やたらごうし)」(後3つはオンラインショップ限定)の3種を加えた全6柄のラインアップとなりました。

江戸帖 / 各1,500円(税別)

また、「もっと江戸のことを知りたい!」という多くの意見から、ウィークリーページに江戸文化に親しめるコラムを掲載。さらに、現代の暮らしに取り入れられるコンテンツとして江戸料理のレシピや風呂敷の包み方などの実用ページを新たに追加し、さらに身近に江戸文化に触れられるようになったそうです。

日本古来の美意識や季節行事を身近に感じる

四季のある日本には、その季節に応じた素晴らしい文化や行事がたくさんあります。ところが最近では誤って解釈されたり、失われてしまった文化や風習も。「江戸帖」には、月ごとに季節行事やお祭りの開催情報が掲載されており、巻末の江戸リスト(文化施設・神社仏閣のリスト)とあわせて活用することで、一年を通じて今に残る江戸文化を体験することも可能です。加えて江戸の古地図(2018年版は浅草周辺)も掲載されているので、いつもと違った視点で東京を巡ってみるのもおすすめ。

最近では、改めて歌舞伎や落語などの伝統芸能が見直されてきています。時代背景にみる「江戸文化」に興味を持っている人はもちろん、日々の季節を大切にしながら心豊かに暮らしたいと願う人にとっても役立つ1冊となりそう。ウィークリーのミニコラムや柄の解説には英訳が付記されているので、海外の方への贈り物やお土産としても喜ばれそうです。

江戸帖

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